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戦場のピアニスト

著:ウワディスワフ・シュピルマン
訳:佐藤 泰一

紙版

内容紹介

ホロコーストを生き抜いた若き音楽家の苦闘の実録物語。廃墟になったワルシャワの街からの奇跡の生還。カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)、米国アカデミー賞(R)主要3部門(監督賞、脚色賞、主演男優賞)に輝いた映画『戦場のピアニスト』原作本! 累計12万部超のロングセラー、待望の復刊!

原作を読んで初めてこの真実の物語は完結する。
「彼はなぜユダヤ人を助けたのか――」ドイツ将校ヴィルム・ホーゼンフェルトの手記を付す。

新装版刊行にあたって、2017年版への序(アンジェイ・シュピルマン)に差し替え、「海外の書評から」を追加した。

目次

序(アンジェイ・シュピルマン、2017年版)

1 子どもたちの時、狂人たちの時
2 戦争
3 最初のドイツ人たち
4 父、ドイツ人に頭を下げる
5 お前らはユダヤ人か?
6 フウォドナ通りのダンス
7 K夫人の素敵な振る舞い
8 脅迫下の蟻塚
9 ウムシュラークプラッツ
10 生きるチャンス
11 ”狙撃手たちよ、立て”
12 マジョレク
13 隣室での騒ぎと諍い
14 サウァスの裏切り
15 燃えさかる建物の中で
16 ある都市の死
17 リキュールと命の交換
18 ノクターン嬰ハ短調
追記

ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉の日記からの抜粋
エピローグ シュピルマンとホーゼンフェルトの架け橋(ヴォルフ・ビーアマン)

ワルシャワ・ゲットー地図
訳者あとがき

著者略歴

著:ウワディスワフ・シュピルマン
Władysław Szpilman
1911年生まれ。ワルシャワ音楽院(ショパン音楽院)およびベルリン芸術アカデミーでピアノを学ぶ。1945年から1963年まで、ポーランドラジオの音楽監督を務め、長年にわたってコンサート・ピアニスト、作曲家としてのキャリアを送る。2000年に逝去するまでワルシャワに在住。
訳:佐藤 泰一
1938年生まれ。62年、東京大学工学部卒業。富士製鐵株式会社・新日本製鐵株式会社技術研究者、富山県工業技術センター所長を経て、技術コンサルタント、音楽評論家。2009年逝去。著書:『ショパン・ディスコロジー』『ロシア・ピアニズムの系譜』『名曲名盤・ショパン』(以上、音楽之友社)、『ショパン・コンクール 1927‐2000――若きピアニストたちのドラマ』(春秋社)。訳書:『アレクサンドル・スクリャービン』(泰流社)、『チュルリョーニスの時代』(ヤングトゥリー・プレス)。

ISBN:9784393495421
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB