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「間合い」とは何か

二人称的身体論

編著:諏訪 正樹
他著:伝 康晴
他著:坂井田 瑠衣

紙版

内容紹介

私たちは「間合い」とともに生きている。雑踏でぶつからないのも何気ない会話ができるのも、間合いがあればこそ。人はいかにして状況に対応しているのか。野球、柔術、サッカーから歯科医と患者の会話、フィールドワークの人間関係まで、様々な事例から本質に迫る。「人間らしさ」を巡る知能研究の最先端。

著者略歴

編著:諏訪 正樹
慶應義塾大学環境情報学部教授。工学博士。生活における様々な学びを「身体知」と捉え、その獲得プロセスを探究する。自ら野球選手としてスキル獲得を行う実践から、学びの手法「からだメタ認知」と、研究方法論「一人称研究」を提唱してきた。単著に『「こつ」と「スランプ」の研究――身体知の認知科学』(講談社)、『身体が生み出すクリエイティブ』(筑摩書房)、共著書に『知のデザイン――自分ごととして考えよう』、『一人称研究のすすめ――知能研究の新しい潮流』(ともに近代科学社)。
他著:伝 康晴
千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(工学)。日常のことばとコミュニケーションを対象に、統計モデルから微視的相互行為分析・フィールドワークまで、多様な方法論を駆使して、分析している。共著書に『談話と対話』(東京大学出版会)、『話し言葉コーパス――設計と構築』(朝倉書店)、共編著に『文と発話(第1~3巻)』(ひつじ書房)など。
他著:坂井田 瑠衣
国立情報学研究所情報社会相関研究系特任研究員。博士(学術)。多様な場面におけるコミュニケーションを映像に収録し、人々の言語的および身体的なふるまいを微視的に分析している。共著に『コミュニケーションを枠づける――参与・関与の不均衡と多様性』(くろしお出版)、共著論文に「受け手になるか対象物になるか――歯科診療における参与地位の拮抗と相互調整」(『社会言語科学』19巻1号)など。

ISBN:9784393373316
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP