内容紹介
〈アウシュヴィッツ〉を生き延びたフランクルの哲学が歴史に応答したことは何か。ホモ・パティエンスという人間理解から人間形成の視点の転回を促しうることを論証し、ニヒリズムを生き抜くための《教育の倫理》を語り直す、最新のフランクル研究の集大成。
著者略歴
著:岡本 哲雄
1962年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。博士(教育学)京都大学。現在、関西学院大学教育学部・大学院教育学研究科教授。主要著作に『ランゲフェルト教育学との対話――〈子どもの人間学〉への応答』(共著;玉川大学出版部、2011)、『「人間と教育」を語り直す――教育研究へのいざない』(共著;ミネルヴァ書房、2012)、『imago 現代思想 総特集 ヴィクトール・フランクル それでも人生にイエスというために』(共著;青土社、2013)、『教育学のパトス論的転回』(共著;東京大学出版会、2021)、共訳書にフランクル『制約されざる人間』『意味への意志』『人間とは何か』(いずれも春秋社)などがある。
ISBN:9784393365670
。出版社:春秋社
。判型:A5
。ページ数:528ページ
。定価:4500円(本体)
。発行年月日:2022年02月
。発売日:2022年02月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。