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自由と愛の人智学

[3]平和のための霊性

三分節化の原理

著:ルドルフ・シュタイナー
訳:高橋 巖

紙版

内容紹介

宇宙と人間の関わりはどう認識されるのか。困難な時代を生きてゆくための人智学の世界観。既成の価値観を変換するシュタイナー晩年の「宇宙的霊性論」の深まり。「三分節化、人間と宇宙の関係づけ」(1920年)など4編の重要な講演、および訳者による講演(今日的シュタイナー観)を収録。〔口絵3〕
1「戦争、世界史のカルマ」(1917年)
2「魂の内面化のための教育」(1917年)
3「三分節化、人間と宇宙の関係づけ」(1920年)
4「自由と愛、世界の出来事にとってのその意味」(1920年)

目次

戦争、世界史のカルマ
 第一講 霊学から見た第一次世界大戦の背景
 第二講 知的進歩と道徳的進歩の矛盾
魂の内面化のための教育
人智学書の読み方
三分節化、人間と宇宙の関係づけ
 第一講 美と叡智と強さ
 第二講 宇宙進化と社会生活
 第三講 秘儀の復活――霊視・霊聽・霊的合一
自由と愛、世界の出来事にとってのその意味
 第一講 人体組織としての液体・気体・熱
 第二講 宇宙創造の根源としての道徳衝動
 第三講 愛――外界への帰依

今をどう生きるか――解説に代えて
訳者あとがき

著者略歴

著:ルドルフ・シュタイナー
Rudolf Steiner(ルドルフ・シュタイナー)

1861年生まれ、1925年没。1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1912年、神智学協会を離れ、新たに人智学協会を設立。霊学的観点から新たな総合文化の必要を説き、その影響は宗教、芸術、教育、医療、農法など広範囲に及ぶ。
訳:高橋 巖
東京代々木に生まれる。慶應義塾大学文学部大学院修了後、ドイツに留学。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、シュタイナー思想に出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとる(美学・西洋美術史を担当)。1985年、日本人智学協会を設立。著書に『神秘学講義』(角川書店)、『シュタイナー哲学入門』(岩波書店)ほか。訳書に『シュタイナー・コレクション』全7巻(筑摩書房)、『秘教講義1~4』『バガヴァッド・ギーターの眼に見えぬ基盤』(いずれも春秋社)ほか多数。

ISBN:9784393325612
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDTK
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX