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日本のキリスト教迫害期における宣教師の「堅信」論争

著:ベルナット・マルティ・オロバル
著:島田 潔
著:アントニオ・ドニャス

紙版

内容紹介

キリスト教徒が入信儀礼として聖香油を頭に塗る「堅信」をめぐって、江戸時代の禁教前に起こった、ポルトガルのイエズス会とスペインのフランシスコ会などの托鉢修道会との論争を記した、歴史的にも貴重な史料を紹介する。

目次

はじめに
一 日本でのキリスト教布教
二 フランシスコ・ボルドリーノとディエゴ・デ・サン・フランシスコ
三 論争の展開と史料の内容
四 書誌と凡例

用語集
堅信に関するイエズス会文書
参考文献
史料の写真
索引

著者略歴

著:ベルナット・マルティ・オロバル
Bernat MARTI OROVAL(ベルナット・マルティ・オロバル)

1979年生まれ。上智大学准教授を経て、早稲田大学政治経済部准教授。専門分野は、明治時代の思想(特に明治仏教)及び16世紀と17世紀日本におけるキリスト教宣教師の伝道活動。著書に“Del Cipango de Marco Polo al Japán de Francisco Xavier. Algunas imágenes de Japón en la tradición hispana”, in Joan B. Llinares (ed.), Antropología filosófica y literatura(Pretextos, 2019)等がある。
著:島田 潔
1963年生まれ。現在、國學院大學兼任講師。専門分野は日本の祭りと伝承を中心とした宗教文化論で、台湾に設立された世界宗教博物館の神道展示にも協力している。著書に「中世諏訪祭祀における王と王子」(薗田稔・福原敏男編『神社史料研究会叢書3 祭礼と芸能の文化史』思文閣出版、2003年)等がある。
著:アントニオ・ドニャス
Antonio DOÑAS(アントニオ・ドニャス)

1980生まれ。リヨン高等師範学校講師、ウォーバーグ研究所研究員、東京大学准教授を経て、上智大学准教授。専門分野は中世後期から近世初期にかけての文学、政治、宗教の交点に焦点を当ている。著書に“Boecio en la Europa medieval”, in Tradición clásica y literatura medieval (2021)等がある。

ISBN:9784393211014
出版社:春秋社
判型:A5
ページ数:296ページ
定価:8000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB