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ゴータマ・ブッダ その先へ

思想の全容解明

著:羽矢 辰夫

紙版

内容紹介

無常は原始仏典では根拠なく使われているし、原因があって結果があることは現代人には当たり前である。ゴータマ・ブッダが言いたかったのは無常であることや因果が存在することだったのだろうか? もちろん違うはずである。ゴータマ・ブッダは自身の感じる実存的な苦しみの原因とその治療法を探していたのだ。著者は十二因縁や五蘊に登場する行(サンカーラ)に着目する。十二因縁で無明の次に登場する行は根源的な苦しみの原因であるはずだ。行(サンカーラ)の新解釈を通して著者はゴータマ・ブッダ思想の全容を明らかにする。読者のゴータマ・ブッダ理解を、その先へと進める一冊。

著者略歴

著:羽矢 辰夫
1952年、山口県生まれ。1975年、東京大学文学部印度哲学印度文学科卒。1983年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、創価大学大学院教授。著書に『ゴータマ・ブッダ』『ゴータマ・ブッダの仏教』(ともに春秋社)、『スッタニパータ――さわやかに、生きる、死ぬ』(日本放送出版協会)、『ゴータマ・ブッダのメッセージ――「スッタニパータ」私抄』(大蔵出版)などがある。

ISBN:9784393134511
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:228ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRAX