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美麗なるアンティークコインの世界

著:大谷 雄司

紙版

内容紹介

ハイクラスの趣味として人気のアンティークコイン
思わず欲しくなる、魅力溢れるコインたち

華麗にして可憐、美しきアンティークコインの世界へ——
コインコレクションの始め方と
「初めての一枚」を見つけるための基礎知識
アンティークコインは古くから、世界中で多くの人々を虜にしてきました。
2500年以上前に西アジアのアナトリア半島(現在のトルコ共和国)西部にあったリディアで造られたものが最初のコインとされており、以降、現在に至るまで世界中の国や地域で多種多様なコインが誕生しています。そこには神々やその時々の支配者の肖像などが描かれ、さまざまなデザインが生み出されてきました。歴史を映す鏡ともいえるコインは、変遷を紐解いていくとその時代にタイムスリップをしたかのような、歴史のロマンを感じることができるのです。

全世界に20万種類ほど存在するといわれているコインのなかでも100年以上前に発行されたものをアンティークコインと呼び、その高い資産価値から世界中にコレクターが存在しています。なかには発行枚数の少なさから保存状態次第では1億円を優に超えるものまで存在し、コレクター垂涎の的となっています。

もちろん資産価値だけでなく、美術品としての魅力もまた、時を超え、国境を越えて人々を惹きつけています。アンティークコインにはさまざまな肖像画や紋章のほか、街の風景、建造物、動物や植物など、収集家の意欲を掻き立てるデザインが豊富にあります。さらにはラテン語やヘブライ語の名句が刻まれているものもあり、歴史や地理、文学的要素が凝縮されています。そのため、アンティークコインのコレクションは美しさだけでなく知性を感じさせるハイクラスな趣味として、海外だけでなく国内でも注目されるようになってきました。

著者は永年にわたりアンティークコインを扱う会社を営み、コインの輸出入や販売、オークションの運営に携わってきたコインの世界のエキスパートです。資産としてだけではなく、コインに刻まれた歴史と文化を熟知し、多くのコレクターに「特別な一枚」を手に入れる喜びを提供してきました。
アンティークコインは近年、日本でも注目されており、レアなものは市場に出るや否や売れてしまう状況です。また、最近の変化として、オークション会場では男性だけでなく女性の姿も目立つようになってきたといいます。
本書は特に初心者の女性にアンティークコインの魅力を伝えるためのものです。美しいコインのカラー写真をふんだんに掲載し、コインのもつ魅力に触れながら、コインコレクションの基礎的なノウハウも分かるものになっています。
価値ある新しい趣味として、美麗さと知性、そして資産性を兼ね備えたコインコレクションの世界への、入り口となる一冊です。

ISBN:9784344944824
出版社:幻冬舎
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFJ