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ハイリゲンシュタットの遺書の真実~ベートーヴェンの先進性・革新性と人間性の秘密~

著:岸 伸典

紙版

内容紹介

ベートーヴェンが31歳の時に書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」を徹底分析

1802年10月、ベートーヴェンが31歳のときに書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」。
20代後半から耳が聞こえずらくなり、
自殺をも考えたベートーヴェンが二人の弟宛に書いたもので、病の苦しみが綴られるも、
その書の中には「芸術が自殺を引きとめてくれた」とも記されている。
本書では遺書が書かれた背景を分析し、遺書後のベートーヴェンの作品について、
それらの先進性・革新性が各交響曲を主体に述べられている。
この遺書が「耳の病を苦にするものの芸術のために生きることを決意した遺書」
であるとする、
従来の一般的な位置づけをはるかに超える意義・意味を有すると捉えている
著者の新鮮な解釈で読み応えのある一冊に仕上がっている。

第1章 ベートーヴェンの家族と生い立ち
第2章 ハイリゲンシュタットの遺書
第3章 ハイリゲンシュタットの遺書前後の曲想の変化と先進性・革新性
第4章 ベートーヴェンの人間性とエピソード

ISBN:9784344935624
出版社:幻冬舎
判型:新書
ページ数:214ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM