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幸せな日々

著:ミロ・ガウラン
絵:ao
訳:山本 郁子

紙版

内容紹介

お互いに好きな女の子のことを打ち明けてから、ペーロとユリッツァは大親友。遊びに行くのもいつも一緒、いたずらだって2人でやれば怖くない兄弟のような関係だ。ところが、ペーロは母親しかおらず、親戚にも男性のいない家庭環境に不満があり、それもユリッツァと一緒に解決しようとする。しかし、ことごとく失敗して…。クロアチアでは小学校の教科書に掲載されている児童文学の名作です。

目次

秘密/初めての爆竹/思い出に残る日曜日/ティハナ/重要な話し合い/水道設備士のイヴォおじさん/古新聞/お母さんとの話し合い/候補者たち/スリェーメ/日曜日の昼食/危険な考え/初めて顔を合わせる/かわいいウソ/ディスコ/ダンスの夜/スープの香りがするうち/新たな計画/巧妙な策略/解決/あとがき

著者略歴

著:ミロ・ガウラン
1961年、クロアチアのゴルニャ・トゥルナヴァ生まれ。小説家、児童文学作家、劇作家。クロアチア学術アカデミー会員。ザグレブ大学の演劇学院に学び、劇作術の学士号取得後、ドラマトゥルクおよび舞台演出家として活躍。のちに、作家としての道を歩み始め、数々の作品が高い評価を受け、クロアチア国内外の賞を受賞。今や、クロアチアで最も高い人気を誇る作家。おもな小説の作品に『忘れられていた息子』(邦訳が近代文藝社より2017年に刊行される)、『ぼくらはこうして足を折ってしまった』、『クラーラ』、『美しさの唯一の証人』、『数羽の鳥と空一つ』ほか、児童書の作品では『メロメロに恋して』、『お別れの手紙』、『憧れの先生』などがある。
絵:ao
会社員を経てフリーのイラストレーターとなり、教材・広告・イベントビジュアル・CDのジャケット・グッズイラストなどの分野で幅広く活躍している。1枚の絵からストーリーが広がるような世界観が持ち味。単独での作品としては本書がデビュー作。滋賀県在住で1児の母。
訳:山本 郁子
ユーゴスラヴィアからの独立前のクロアチアに魅せられ、リエカ市に住む。通訳・翻訳をする傍ら、新聞や学習雑誌に、クロアチアに住む外国人としての記事を定期的に寄稿。またクロアチア・ラジオ第一放送の番組にシリーズで出演。現在は日本在住。通訳・翻訳に従事することにより、クロアチアと日本、二国間の協力活動や交流事業にも携わる。おもな翻訳作品に『ぼくのうちは殺された』(彩流社)、『見習い職人フラピッチの旅』(小峰書店)、『なぞの少年』『ココと幽霊』『本物のモナ・リザはどこに―ココ パリへ行く』『昔むかしの物語』(以上、冨山房インターナショナル)、『海の中はおおさわぎ』(アダミッチ)などがある。

ISBN:9784337062504
出版社:国土社
判型:4-6
ページ数:160ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB