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新編 バベルの図書館

新編 バベルの図書館 1 アメリカ編

編:ホルヘ・ルイス・ボルヘス

紙版

内容紹介

バベルの図書館シリーズ、アメリカ編。ホーソーン、ポー、ロンドン、ジェイムズ、メルヴィル収録。アメリカ発の幻想物語20編。

目次

ホーソーン*酒本雅之・竹村和子訳
ウェイクフィールド
人面の大岩
地球の大燔祭
ヒギンボタム氏の災難
牧師の黒いベール

ポー*富士川義之訳
盗まれた手紙
壜のなかの手記
ヴァルドマル氏の病症の真相
群集の人
落し穴と振子

ロンドン*井上謙治訳
マプヒの家
生命の掟
恥っかき
死の同心円
影と光

ジェイムズ*大津栄一郎・林節雄訳
私的生活
オウエン・ウィングレイヴの悲劇
友だちの友だち
ノースモア卿夫妻の転落

メルヴィル*酒本雅之訳
代書人バートルビー

著者略歴

編:ホルヘ・ルイス・ボルヘス
1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

ISBN:9784336055279
出版社:国書刊行会
判型:A5
ページ数:560ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2012年08月
発売日:2012年08月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT