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戦後日本社会の誕生

編:橋本 健二

紙版

内容紹介

戦後日本社会が立ち上がっていく過程を、計量データを元にダイナミックに検証する! 戦前の社会構造が戦時体制によって変形し、さらに敗戦の混沌が加わったなかから、日本社会はどのように立ち上がっていったのか? 戦後社会の担い手たちや、戦前から戦中にかけて成長した子どもたちが、通常の就職や転職などに加え、徴兵や戦時徴用、外地への移民と引揚げ、疎開などを含むさまざまなライフイベントを経て、戦後社会の担い手となっていった過程を、SSM調査や東京大学社会科学研究所所蔵の社会調査データの分析をもとに描き出す。

目次

序 章 戦後日本社会形成史という試み(橋本健二)
第1章 戦前・戦中・戦後の日本的雇用慣行(橋本健二)
第2章 兵役経験者たちの軌跡(稲田雅也)
第3章 戦後復興期の女性労働者(佐藤香・元治恵子)
第4章 学歴主義の戦前と戦後(中川宗人)
第5章 経済人の軍隊経験(片瀬一男)
第6章 戦時体制による経歴の流動化と戦後社会(岩井八郎)
第7章 戦争未亡人たちの戦後(小山裕)
第8章 戦後復興期の貧困層(石島健太郎)
第9章 戦後労働調査の時代(仁田道夫)

ISBN:9784335551697
出版社:弘文堂
判型:4-6
ページ数:344ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2015年05月
発売日:2015年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ