アメリカの政治
第2版
編:岡山 裕
編:西山 隆行
紙版
内容紹介
分極化を示す「争点」からみる、ポスト・トランプ、ポスト・コロナのアメリカ
トランプ政権を経てバイデン政権に至っても、依然として分極化の様相を強めるアメリカ政治。本書は、その沿革や基本的な統治構造を押さえたうえで、人種や宗教、移民、そして格差をはじめ、銃規制や人工妊娠中絶などの社会的争点、世界を動かすその財政・金融、科学や環境をめぐるイデオロギー対立といった諸側面から「それぞれのアメリカ」に切り込む、ユニークなアメリカ政治の入門書です。何がどのような文脈で争点化し、それら様々な争点をめぐってどのような主体がいかなる立場で政治過程に関与し、どのような政策が作られ、執行されてきたのかに力点を置くことで、変わりゆくアメリカ政治を多面的に理解できる一冊が、コロナ禍やバイデン政権発足後の動向をカバーした第2版に!
目次
第Ⅰ部 総論
第1章 歴史と思想〔岡山裕〕
第2章 統治機構〔待鳥聡史〕
第3章 選挙と政策決定過程〔安岡正晴〕
第Ⅱ部 争点
第4章 人種とエスニシティ〔平松彩子〕
第5章 移民〔西山隆行〕
第6章 ジェンダーとセクシュアリティ〔西山隆行〕
第7章 イデオロギーと社会争点〔梅川健〕
第8章 社会福祉政策〔山岸敬和〕
第9章 教育と格差〔梅川葉菜〕
第10章 諸産業と政府の関わり〔岡山裕〕
第11章 財政と金融〔吉田健三〕
第12章 経済と科学技術・環境・エネルギー〔細野豊樹〕
第13章 外交・安全保障政策〔泉川泰博〕