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「天皇」永続の研究

近現代における国体観と皇室論

著:東郷 茂彦

紙版

内容紹介

天皇の永続はいかにして可能か

 「天皇の永続」という観念はいかにして生まれたのか。「永続してほしい」、「永続しなければならない」という希求や願望はいかに維持されてきたのか。明治、大正、昭和を生きた人物や、実施された制度を中心に、古代をも視野に入れて、天皇の永続に繋がりうる事象を探求。さらには、「永く続くためには、どうしたらよいか」という具体論や政策論までをも考究する。

目次

序 章 本研究の目的・方策と、「天皇の永続」の基礎的考察
第一章 古代より近現代までの大祓詞・大祓式変遷の軌跡
第二章 明治二十二年の陵墓治定と、足立正聲の天皇・皇室観
第三章 明治から昭和前期の山口鋭之助の事績と皇室・国体観
第四章 血統永続装置としての皇室制度
第五章 田中治吾平の天皇観・神道観と大祓詞排撃論
第六章 上杉愼吉の系譜からみる天野辰夫の皇道・国体論
第七章 葦津珍彦の「明津御神」観と天皇祭り主論
第八章 昭和二十一年元旦詔書に観る「天皇の永続」
終 章 本研究の特質・課題と、「天皇の永続」の今後

著者略歴

著:東郷 茂彦
國學院大學研究開発推進機構共同研究員。元、朝日新聞、ワシントンポスト記者。博士(神道学)。(2020年5月現在)

ISBN:9784335160981
出版社:弘文堂
判型:A5
ページ数:368ページ
定価:5200円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年07月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDTQ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ