●伝わること、受け取る姿勢と心。第一線の作家・学者の師・先人観。
師弟関係が希薄になっているといわれています。しかし、どのように情報技術が発達しても、文化は、師匠と弟子、先人と後進の身体性や精神性を媒介として次世代に移転されていかなければ、豊かさを失いやがて衰退してゆかざるを得ないでしょう。日本にそのような危機はないでしょうか。ここにある多様な師や先人との濃密な関係は、師・先人の偉大さだけでなく、筆者である弟子、後進たちの鋭いアンテナと努力があってこそうまれ、花開いていることがおわかりになるでしょう。