古典新訳文庫
判断力批判(上)
著:カント
訳:中山元
紙版
内容紹介
『純粋理性批判』『実践理性批判』につぐ第三の批判書と呼ばれるカントの主著。知性(世界の認識)の能力と理性(意思の自由)の能力の橋渡しとしての「判断力」を分析し、美と崇高さについて考察する。自然(世界)が人間にとって意味あるものとして存在しているとする自然の合目的性という概念の分析から、世界の究極的目的としての人間存在について、道徳的法則のもとにある人間と自然の関係を解き明かす。