文芸翻訳教室
著:越前 敏弥
紙版
内容紹介
★『ダ・ヴィンチ・コード』『オリジン』などのベストセラー翻訳者が教える文芸翻訳の基本と実践
「原文をしっかり読む」「日本語の表現力を増やす」「調べ物をきっちりする」といった基本から、「表記のルール」「各登場人物にふさわしい日本語」「物語の視点」を頭に置いた実践的な訳し方まで、第一線で活躍する文芸翻訳家が秘伝をあますことなく伝授。加えて、シノプシス(出版社が翻訳書として刊行できるかどうかを判断する資料)の書き方や企画の持ち込み方もアドバイス。すべての翻訳家、翻訳家志願者必読の1冊。
目次
はじめに
表記のルール/辞書や調べ物について
第1部 文芸翻訳のツボ
【1】誤訳を減らすには
【2】日本語を鍛えよう
【3】日本語の現状を知ろう
【4】視点を忘れるな
【5】流れを大切に
【6】作者の意図に忠実に
【7】調べ物で手を抜くな
【8】「めりはり」とバランス
【9】どんな訳文をめざすべきか
【10】名訳に学ぼう
《コラム1 伊藤和夫先生から学んだこと》
第2部 文芸翻訳の実践
【1】表記のルールを守ろう
【2】どんな順序で伝えるか
【3】登場人物にふさわしい日本語
【4】深く読みこんで、必要なだけ噛み砕く
【5】センテンスの切れ目を大切に
【6】おもしろさや味わいを伝えるために
【7】どこまで説明するか
《コラム2 どんな本を読むべきか》
第3部 文芸翻訳の現場
【1】リーディングとは
【2】シノプシスを書いてみよう(1)
【3】シノプシスを書いてみよう(2)
【4】生徒によるシノプシス添削例
【5】企画持ちこみについて
【6】あとがきについて
【7】文芸翻訳者の心構え
《コラム3 特別インタビュー「読者とつながり、書店を巻きこむ」》
おわりに/ほかの著書について
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