プロローグ 技術文書とは
文書共通の3Cチェック項目
●Part I 基本のビジネス技術文書
Unit 1 メール
Point 1:助動詞が表す「気持ち」のニュアンスを理解する
Point 2:「依頼」は要求と読み手との関係に応じて、直接的か間接的かを選ぶ
Point 3:「確認する」は日本語を吟味して表現する
Point 4:「引き受ける・断る」の別を明示する
メールの作成練習
メールの表現集
Message to You 素早く伝わり丁寧なビジネスメールのスタイル
Unit 2 議事録
Point 1:議事録作成の手順
Point 2:英文を短縮する方法
Point 3:議事録に特有の動詞
議事録の作成練習
議事録の表現集
Message to You 日本企業版「スタイルガイド」を作りませんか
Unit 3 製品説明
Point 1:効果的なセンテンスで製品を説明する
Point 2:パラグラフを作る情報の展開順序と主語の選択
Point 3:製品説明に使えるポジティブな単語
製品説明の作成練習
製品説明の表現集
Message to You アメリカ医師会(AMA)のスタイルガイドご紹介
――utilize(活用する)や employ(採用する)よりも Use use!
Unit 4 プレゼン資料
Point 1:プレゼンの準備――スライドと原稿の作成から当日まで
Point 2:スライドと原稿のコツ
Point 3:効果的なプレゼンの5箇条
プレゼン資料の作成練習
プレゼン資料の表現集
Message to You プレゼン準備で話せる自分を作り込めば、英語が話せるようになる
Unit 5 報告書
Point 1:無生物・人のいずれかの主語、適切な動詞を選び、結論・推論を述べる
Point 2:文書作成のステップを守る
報告書の作成練習
報告書の表現集
Message to You 「その結果~となる」を表す result in, lead to の使い道は間接的に表現したいとき
●Part II 専門的な実践技術文書
Unit 1 提案書
Point 1:各項目に理解しやすい見出し・小見出しを付ける
Point 2:「モノ」と「人」の主語を戦略的に使って能動態で書く
Point 3:利点や特徴をリスト化する
提案書の作成練習
提案書の表現集
Message to You 報告書・論文・提案書の違いと共通点
Unit 2 マニュアル
Point 1:手順説明の見出しは3つから選ぶ
Point 2:平易で具体的な動詞で指示を出す
Point 3:時間の流れに沿って情報を並べる
Point 4:安全事項(禁止事項・注意事項)を明示する
Point 5:冠詞を適切に使う
Point 6:you や your で「あなた」を巻き込む
マニュアルの作成練習
マニュアルの表現集
Message to You 助動詞の意味と各種文書での使用状況
Unit 3 仕様書
Point 1:仕様書で使う助動詞
Point 2:数の表記の決まりを知る
仕様書の作成練習
仕様書の表現集
Message to You 「約」は approximately か about か――文書の種類と読み手に応じて選ぶ
Unit 4 契約書
Point 1:法的文書の助動詞――権利の may と義務の shall
Point 2:数量、日付、期間表現を正しく知る
Point 3:契約書の法律用語と古典的な言葉づかい
契約書の作成練習
契約書の表現集
Message to You 特許文書と契約書の共通点
Unit 5 論文
Point 1:無生物主語の能動態が基本、一人称は戦略的にのみ使用
Point 2:タイトルの前置詞・冠詞・動名詞
Point 3:論文のサブタイトルはコロンで導入する
Point 4:時制の工夫でアブストラクトの流れを作る
Point 5:著者の考えを示す
Point 6:カバーレターと著者プロフィールを準備する
論文の表現集
Message to You アブストラクトは簡潔に――2文のアブストラクトがある
あとがき――3Cを各種文書で実践するスタイルガイドを作ろう
【Memo 目次】
※随所に memo を設け、各技術文書を書くために必須の文法や表記の決まり、英語のコツを習得していただけるように構成しています。
ビジネスメールで使えるポジティブな形容詞
英文メールの改善提案3つ
「~の~」を表す名詞の並びを短くする
日付の書き方
「祝う」を表す celebrate と congratulate
「よろしく」「いつもありがとう」「適宜お願いします」「検討します」は具体的に
副詞で意味を強めたり弱めたりしよう
議事録を表す meeting minutes のミニッツとは?
箇条書きの記号と句読点
会計年度・事業年度と四半期の英語
略語を知った上で使用を控える
――NA は使用可、TBD は具体化、ASAP と FYI は使わない
名詞の数――可算と不可算のペア
3つ以上の列挙にはシリアルコンマを入れよう
名詞を説明する2つの形容詞間のコンマ:a fast, highly durable product
「様々な~」を表す形容詞
プレゼンで便利な動詞 share(共有する)と discuss(議論する)
プレゼン当日に「声(Voice)」を準備する
プレゼンではあえて発音しやすい単語を選ぶ
キーワードの発音を練習しておく――発音を調べるお薦めサイト
実務で使える動詞への変換 want→aim/need, try→attempt/plan, make→develop/design/fabricate
英文法:to 不定詞は起こって欲しくないことへの使用を控える
用語を迷ったら Google Ngram Viewer で決めよう
「昨今」を表す recently と nowadays の時制
RFP(Request for Proposal 提案依頼書)に応答する提案書
提案書で使える魅力的な言葉のリスト
単語の選択や文の圧縮で提案をより力強くする
――would よりも will を、bring about や give us よりも deliver を
プロジェクトにおける goal, objective, target, aim, purpose, scope, outcome, work, task, assignment
禁止事項・注意喚起の標識
動詞 replace の2つの異なる意味
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仕様書の用語――アメリカ MIL 規格より
助動詞の定義――アメリカ MIL 規格より
仕様書で may not を控えて誤解を防ぐ
契約書独特の冠詞の省略と大文字表現
契約書の特殊なフレーズ:subject to, without prejudice to, including, but not limited to ほか
「人」しか主語になれない動詞に注意する
「原理・理論・メカニズム」principle, theory, mechanism の違い