はしがき
■1 章 外国語教育の目的と目標
1 節 外国語教育の教科化の経緯と目的、理念
2 節 学習指導要領における外国語活動、外国語科の目標
1. 外国語活動、外国語科の目標
2. 育成を目指す資質・能力の三つの柱と指導上の留意点
3 節 小・中・高の外国語教育における小学校の役割
1. 小・中・高の外国語教育の目標
2. 小・中・高の領域別目標
4 節 小学校の外国語は英語が原則である理由
5 節 諸外国の小学校外国語教育―共通点と相違点
■2 章 関連分野からみる外国語教育の意義と方向性
1 節 母語習得と第二言語習得
1. 母語習得研究
2. 第二言語習得研究
2 節 神経言語学と臨界期仮説
1. 脳の働き
2. 臨界期仮説
3 節 発達心理学と学習者要因
1. 発達心理学
2. 学習者要因
4 節 コミュニケーション能力
5 節 国際教育、国際理解教育、および異文化間コミュニケーション
COLUMN 1 児童の発達段階に即した授業づくり
■3 章 指導者の役割、資質と研修――よりよい指導者をめざして
1 節 指導者と指導形態
1. 日本の現状
2. 諸外国の現状
3. 質の高い授業づくりをめざして
2 節 指導者の特徴や役割―担任、専科教員、交換授業担当教員、ALT
1. 担任の特徴
2. 専科教員、交換授業担当教員、ALTの特徴
3 節 指導者に求められる資質と能力
4 節 よりよい指導者をめざす
1. 自己研修
2. 校内研修会
3. 外部機関による研修会
COLUMN 2 指導者に求められる資質と能力―ファシリテーターとしての教師
■4 章 教材の構成と内容
1 節 教材の役割と使用法
2 節 教材・テキスト作成の基本方針
1. 文法・構造シラバス
2. 題材(話題・場面)シラバス
3. 概念・機能シラバス
4. タスクシラバス
3 節 日本で使用されるテキストの構成と内容
1. 第3・4学年外国語活動:Let’s Try! の構成と内容
2. 第5・6学年外国語:We Can ! の構成と内容
3. 検定教科書の構成と内容
4. 各社検定教科書の特徴
4 節 韓国、台湾のテキストの構成と内容
1. 韓 国
2. 台 湾
■5 章 指導目標、領域別目標、年間指導計画の立て方と具体例
1 節 指導目標、領域別目標、年間指導計画の設定にあたって
1. 学習指導要領改訂の基本的な考え方
2. 国際理解教育の目標
3. 学習指導要領における外国語活動・外国語科の目標と領域別目標
4. 地域や学校の条件
2 節 指導目標および領域別目標の具体例
1. 指導目標の具体例―沖縄県豊見城市立ゆたか小学校
2. 領域別目標の具体例―京都教育大学附属桃山小学校
3 節 年間指導計画の立て方
1. 作成者と作成の手順
2. 指導内容選択の視点
4 節 年間指導計画の具体例―沖縄県豊見城市立ゆたか小学校
■6 章 言語材料と4技能の指導
1 節 外国語活動・外国語科の言語材料
2 節 4技能の指導
1. 聞くこと
2. 話すこと
3. 読むこと、書くこと(リテラシー)の指導
■7 章 教材研究①――児童が英語に楽しく触れ、慣れ親しむ活動
1 節 望ましい活動の条件と活動の選択、開発の視点
2 節 活動の具体例
1. うた、チャンツ、ライム
2. クイズ
3. ゲーム
4. 絵 本
COLUMN 3 児童の興味・関心を引きつける活動の工夫
■8 章 教材研究②――児童が創意工夫し、生き生きと英語を使う活動
1 節 望ましい活動の条件と改善・開発の視点
1. 望ましい活動の条件
2. 改善・開発の視点
2 節 創意工夫し、英語を生き生きと使う活動
1. Small Talk
2. コミュニケーション・自己表現活動
3. 他教科・他領域に関連した活動(教科横断的な活動)
4. 国際理解活動
5. プロジェクト活動
6. 国際交流活動
COLUMN 4 児童が生き生きと英語を使う活動とは?
■9 章 指導方法と指導技術
1 節 外国語の授業で活用できる指導法
1. Communicative Language Teaching(CLT, 伝達中心の指導法)
2. The Natural Approach(ナチュラル・アプローチ)
3. Content-Based Instruction(CBI, 内容中心の指導法)
4. Content and Language Integrated Learning(CLIL, 内容言語統合型学習)
5. Task-Based Language Teaching(TBLT, タスク中心の指導法)
6. Total Physical Response(TPR, 全身反応指導法)
2 節 児童に合った望ましい指導法とは
1. 発達段階と学習段階
2. 授業時数
3. 学習者の特性
4. 母語の役割
3 節 外国語の授業で活用したい指導技術
1. アクティブ・ラーニング(AL)と協働学習
2. 発問、指名の方法
3. 活動形態
4 節 指導形態に応じた円滑な授業実践のために大切なこと
1. 単独授業、ティームティーチングに共通する大切なこと
2. 学級担任による単独授業で大切なこと
3. 専科教員や交換授業担当教員による授業で大切なこと
4. ティームティーチングで大切なこと
■10 章 いろいろな教材、教具の活用法
1 節 教材、教具の選定の視点
1. 視点①―音声や基本的な表現に慣れ親しませる
2. 視点②―主体的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成する
3. 視点③―異文化について理解を深める
2 節 教材、教具、機器の活用法と作成方法
1. 実物、模型、写真など
2. 絵カード
3. ICT教材とデジタル教科書の活用法
3 節 教材、教具、機器利用上の留意点
■11 章 評価のあり方、進め方
1 節 評価とは
2 節 評価方法
3 節 評価の観点と望ましい評価のあり方
4 節 さまざまな評価方法と進め方
1. 児童の発表や行動の観察による評価
2. 自己評価
3. パフォーマンス評価
4. ポートフォリオ評価
5. その他の評価方法
5 節 評価の活かし方と留意点
COLUMN 5 児童を育てる相互評価と自己評価
■12 章 授業過程と学習指導案の作り方
1 節 授業過程―各授業過程の役割と必要な活動
1. 授業過程
2. 各授業過程の役割と必要な活動
2 節 学習指導案の構成と作り方
1. 学習指導案の構成と内容
2. 本時の展開の内容と書き方
3 節 学習指導案の具体例
学習指導案①―Let’s Try! 2 を創造的に活用した学習指導案
学習指導案②―コミュニケーション能力の育成を目指した学習指導案
4 節 学習指導案の活用
■13 章 授業づくり――事前準備から振り返りまで
1 節 授業前の準備
1. 単元における本時の位置づけの明確化
2. 教材研究
3. 学習指導案(本時の展開部分)の作成
4. 単元の評価を行う活動と評価方法の検討
5. 視聴覚教材、教具、ICT教材の準備
6. ワークシート、振り返りカードの作成
7. 教室環境の整備
8. ALTや特別非常勤講師等の外部講師との打ち合わせ
2 節 授業中の留意点
1. 授業過程全体に共通する留意点
2. 各授業過程における留意点
3 節 授業後の振り返り
1. 振り返りの方法
2. 振り返りの内容
3. 振り返りの活用
COLUMN 6 授業づくりのコツ―3つの共有とPDCAサイクル
■14 章 豊かな小学校外国語教育をめざして
――外国語活動の成果と課題を踏まえて
1 節 外国語活動の成果と課題
1. 外国語活動の成果
2. 外国語活動の課題
2 節 小学校外国語教育の課題と改善策
1. 指導者と指導体制
2. 高学年の時間割編成―短時間授業と長時間授業の活用法
3. 読むこと、書くこと(リテラシー)の指導
4. 小・中の接続・連携
5. 教育予算
資料① 教室英語
資料② 小学校学習指導要領 「外国語」
参考文献
索 引