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現代子ども文化考

「子ども」に寄り添って

著:山中 恒

紙版

内容紹介

教育改革の名の下、ついに道徳が教科化された。子どもたちの豊かな感受性やエネルギッシュな行動力を時の政府の思惑で画一化しようとする。子どもは我々の近い将来を担うものだけに、権力はきわめて有効なアイテムとして使おうとする。しかし、我々の子や孫たちの将来は平和であってほしい、どれほど巧みな世論指導がなされようとも。

著者略歴

著:山中 恒
山中 恒(やまなか ひさし)
児童読み物, ノンフィクション作家/1931年北海道小樽市生まれ。『赤毛のポチ』で日本児童文学者協会新人賞, 『三人泣きばやし』で産経児童出版文化賞, 『山中恒児童よみもの選集』で巌谷小波文芸賞, 『とんでろじいちゃん』で野間児童文芸賞, 第38回エクソンモービル児童文化賞受賞。映画化された作品に「転校生」,「さびしんぼう」(大林宣彦監督)他。戦時下を描いた作品に『ボクラ少国民』シリーズ(辺境社), 『新聞は戦争を美化せよ! 戦時国家情報機構史』『すっきりわかる「靖国神社」問題』(小学館), 『アジア・太平洋戦争史』(岩波書店), 『戦争ができなかった日本~総力戦体制の内側』(角川書店), 『戦時児童文学論』(大月書店), 『少国民戦争文化史』(辺境社)など多数。

ISBN:9784326950539
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA