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[笑うケースメソッドⅢ]現代日本刑事法の基礎を問う

著:木庭 顕

紙版

内容紹介

[笑うケースメソッド]第3弾は、もちろん刑事法篇! 学生たちが立場を超えて、問題の根本を古典的に、ゆ えに新たに掘り下げる。

公法篇と対をなす刑事法篇のキーワードは「政治システム」。代表的な古典の遺産である政治システムの生命線が刑事司法なのだ。であるならば、現代の私たちも、古典の世界の基本コードを確認せずに刑事法を通り過ぎることはできない。民法篇、公法篇に続き、日本の判例ベースで対話する、「笑う」を超えて「笑うしかない三部作」完結!

目次

はしがき

0 予備的討論
1 死刑
2 逮捕・勾留・差押え
3 訴因
4 証拠能力
5 伝聞法則・証拠開示
6 自白
7 未遂
8 正当防衛
9 過失犯
10 「組織的な犯罪」
11 文書偽造
12 横領・窃盗

おわりに
索引

著者略歴

著:木庭 顕
木庭 顕(こば あきら) 
1951年東京生まれ. 1974年東京大学法学部卒業. 東京大学名誉教授. 専門はローマ法. 主な著作:『政治の成立』(東京大学出版会, 1997年), 『デモクラシーの古典的基礎』(東京大学出版会, 2003年), 『法存立の歴史的基盤』(東京大学出版会, 2009年), 『[笑うケースメソッド]現代日本民法の基礎を問う』(勁草書房, 2015年), 『法学再入門 秘密の扉 民事法篇』(有斐閣, 2016年), 『[笑うケースメソッドⅡ]現代日本公法の基礎を問う』(勁草書房, 2017年), 『新版 ローマ法案内』(勁草書房, 2017年), 『憲法9条へのカタバシス』(みすず書房, 2018年), 『誰のために法は生まれた』(朝日出版社, 2018年), 『現代日本法へのカタバシス[新版]』(みすず書房, 2018年).

ISBN:9784326403660
出版社:勁草書房
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF