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ルベーグ積分 要点と演習

著:相川 弘明
著:小林 政晴

紙版

内容紹介

ルベーグ積分の基礎にスピーディーに到達する教科書および演習書。なるべく少ないページ数でルベーグ積分の定義,収束定理を学び,ルベーグ積分が使えるようになる。ルベーグ測度の構成,フビニの定理,可測性,カントール関数などの進んだ内容とLp空間への応用などのトピックも解説。多くの独立した演習問題によってルベーグ積分の理解を深め,広がりをもたせる。独習者のために解答例を記載。演習問題は大学院入試の備えにも役立つ。可算・非可算,上極限・下極限などの微積分の基本を補足し,微積分がだいたい理解できていれば,この一冊でルベーグ積分をスムーズに学習できる。

目次

第1章 Lebesgue積分の定義と収束定理
1.1 Lebesgue積分とは
1.2 σ-加法族と可測集合
1.3 可測関数
1.4 可測関数列
1.5 測度
1.6 積分の定義
1.7 ほとんどいたるところ
1.8 積分の具体例
1.9 収束定理
1.10 収束定理の応用
1.11 まとめ

第2章 Lebesgue測度の構成とFubiniの定理
2.1 外測度
2.2 Caratheodory可測集合
2.3 測度の完備化
2.4 Hopfの拡張定理
2.5 1次元Lebesgue測度の構成
2.6 直積測度の構成
2.7 Fubiniの定理
2.8 一般次元Lebesgue測度
2.9 Fubiniの定理の応用
2.10 広義積分(積分の極限値)
2.11 まとめ

第3章 可測性とLebesgue 測度の詳しい性質
3.1 2変数関数としての可測性
3.2 Lebesgue可測集合とLebesgue可積分関数の近似
3.3 Lebesgue非可測集合
3.4 Cantor集合と非可測集合・非可測関数
3.5 まとめ

第4章 Lebesgue積分の運用
4.1 Lp空間
4.2 Euclid空間上のLp空間
4.3 Weierstrassの多項式近似定理
4.4 Lebesgue積分と複素解析
4.5 まとめ

第5章 準備
5.1 有理数と実数・濃度
5.2 上限・下限
5.3 上極限・下極限
5.4 級数
5.5 まとめ

第6章 演習問題

問題の解答
演習問題の解答

参考文献
索  引

ISBN:9784320113411
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBK