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ニュートン新書

犯罪の科学

著:ティム・ニューバーン
監:岡邊 健
他訳:大庭 有美

紙版

内容紹介

犯罪を科学的に研究する犯罪学は比較的新しい学問で,その起源は18世紀後半にあります。それまで「犯罪学」という名称は存在せず、学問として認識されたのは20世紀に入ってからです。
 本書は、現役の犯罪学者が犯罪学の歴史をたどりながら「犯罪を行うのはどのような人なのか?」「犯罪はどのくらい発生しているのか?」「犯罪を防ぐにはどうすればいいのか?」など、さまざまなテーマで犯罪を語ります。
 犯罪の傾向や犯罪が起こりやすい場所、犯罪を防ぐ方法など、犯罪のことを正しく理解することができる1冊です。

※本書は2021年発行『サイエンス超簡潔講座 犯罪学』をニュートン新書として発行したものです。

目次

第1章 はじめに

第2章 犯罪とは何か?
相対性/刑事司法の焦点/犯罪かハームか?

第3章 誰が犯罪を行うのか?
ホワイトカラー犯罪/犯罪の分布/犯罪からの離脱/誰が犯罪を行うのか?

第4章 犯罪はどのように計測されるのか?
計測の始まり/新たなアプローチ/統計はどれくらい信頼できるのか?/犯罪調査

第5章 近年の犯罪の傾向を理解する
戦後の犯罪の激増

第6章 犯罪の減少を理解する
経済/処罰/警察活動/セキュリティと予防/妊娠中絶法の改正/有鉛ガソリン/最終的な見解

第7章 犯罪をどうコントロールするのか?
刑罰の傾向/社会化とインフォーマルな社会統制/犯罪をどのようにコントロールするのか?

第8章 犯罪を防ぐにはどうすればいいのか?
状況的犯罪予防/日常活動理論/再被害化/転移と拡散/予防の焦点

第9章 犯罪学はどこへ行くのか?

参考文献,引用元,図の出典

ISBN:9784315525366
出版社:ニュートンプレス
判型:新書
ページ数:228ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年03月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF