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Newton 大図鑑シリーズ 天気と気象大図鑑

紙版

内容紹介

明日の天気は晴れか,雨か。また,気温や風の強さなど,
天気の情報は日々の暮らしに欠かせません。
しかし,どうして雨が降るのか,どうして晴れるのか,
そのしくみはご存知ですか?
天気を変化させているのは,大きくいえば太陽の光です。
地球は丸く,かつ少し傾いて自転しているので,
太陽の光の当たり具合は,場所によって少しずつ違ってきます。
広大な宇宙からみるとほんのわずかな差ですが,
この違いが風の流れを生み,海流にも影響し,
世界各地の気候を生み出します。
また,地球の表面は「大気」でおおわれています。
大気の動きは,太陽からの光だけでなく,
海や山,陸などの地形からも大きく影響を受け,
さまざまな大気現象をおこします。

たとえば,大気が活発に対流し,雲が発生したり,風が吹いたりする「対流圏」は,
地表から8~16キロメートルまでの範囲です。
高さが8000メートル(8キロメートル)ほどあるヒマラヤ山脈は,
吹き込んでくる風をまるで壁のように遮ってしまいます。
そのため,ほとんどの風は山を越えられず,その周囲に雨をもたらすのです。
本書は,こうした気象のしくみを,ビジュアルでわかりやすく
紹介しています。
また,天気を知るために欠かせない「天気図」の読み方や,
天気図の種類なども解説。普段何気なく見ている天気予報が,
どのようにつくられていくのかも,知ることができます。

太陽の光と大気がおりなす,ドラマチックな気象のしくみを
どうぞお楽しみください!

目次

ギャラリー
雲の名前 ①
雲の名前 ②
雨の名前
風の名前
雷の名前
虹の名前
オーロラの名前
朝焼け

天気をつくるもの
地球のエネルギー収支
大気の構造
対流圏
大気循環
コリオリの力
貿易風・偏西風・極偏東風
ケッペンの気候区分
低気圧・高気圧

レイリー散乱
ミー散乱
雷 ①
雷 ②
オーロラとスプライト
COLUMN 木星のオーロラ

雲と雨のしくみ
雲の形成

冷たい雨と暖かい雨
雲の種類
積乱雲の寿命
積乱雲の発達
台風
雪の結晶 ①
雪の結晶 ②
雪の結晶 ③
COLUMN 蜃気楼

海と気象
海水
海からの熱エネルギー
海流
エクマン輸送
海水温
海風
熱帯低気圧
COLUMN 波

世界の気象のしくみ
さまざまな気候
雨季と乾季
モンスーン
地中海の気候
緯度と海流
温帯低気圧
沿岸部の砂漠
沿岸湧昇
アメリカのトルネード
赤道湧昇
カタバ風
高気圧と四季
シベリア高気圧
フェーン現象
移動性高気圧
オホーツク海高気圧
太平洋高気圧
台風の進路
COLUMN 地軸の傾きと日射

異常気象と災害
異常気象とは
大気現象と規模
竜巻
集中豪雨
スーパー台風
エルニーニョ現象
異常気象の要因
温暖化 ①
温暖化 ②
温暖化 ③
ブロッキング現象
ブロッキング現象と寒波
火山灰
地震と津波
COLUMN 黄砂

天気を予測する
天気の変化を予測するには
観測機器
観測データ
コンピューターシミュレーション
予測精度
方程式と要素
天気予報ができるまで
長期予報
天気図 ①
天気図 ②
天気図 ③
高層天気図 ①
高層天気図 ②
天気予報の歴史
COLUMN 気象予報士になるには

ISBN:9784315524024
出版社:ニュートンプレス
判型:B5変
ページ数:208ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:RBP