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学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て

著:キッチナー・ハーディング
著:モナ・リサ・ハーディング
訳:向井 和美

紙版

内容紹介

子どもの夢を本気で応援し、実現させる教育とは?
星をめざして飛ぶんだ。そうすれば、月くらいまでは行ける――高校を卒業してすぐ結婚したハーディング夫妻は、10人の子どもを学校に通わせずに家庭で教育した。上の6人は12歳までに大学に入り、年長の子どもたちはさまざまな分野の専門職として活躍している。次女ロザンナは、アメリカ建築家協会最年少の建築家。三女セリーナは、アメリカで最年少の女医のひとり。〈ごく普通の子どもたち〉の才能を開花させることに成功した一家の、驚きのノンフィクション。

 
※アメリカでは、ホームスクーリング(在宅教育)が合法化されていて、200万人以上の子どもが学校に通わず、自宅で学んでいる。全国共通テストの結果、ホームスクールの子のスコアの平均は100人中14番目に位置するレベル。

「8歳の少年が『大きくなったら宇宙飛行士になりたい』と言うと、よその親ならたいがい、にこりとほほえんでこう言うだろう。『それはいいね』。そしてさっきまでの用事に戻っていく。けれども、わたしの父だったら、子どもの言葉を本気で受けとめるはずだ。おそらく、次回のスペースキャンプに申し込み、友人のそのまた友人で、ロケットの清掃をしている人物くらいには紹介してくれるだろう。うちの両親なら、夢は現実になると教えるために、自分たちでできることはなんでもしてくれる」(本文より

目次

<目次>
序文
はじめに

第1章 家族の紹介
第2章 どんなやりかたをしたの?
第3章 やる気にさせる
第4章 子育てにやり直しはきかない
第5章 成績証明書の準備
第6章 みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために
第7章 さまざまな反対意見
第8章 三人の娘たち
第9章 そのほかの子どもたち
第10章 わが家の教育方法――実践的なアドバイス
第11章 多忙な日々を乗りきるには
第12章 一三歳の大学二年生の一日
第13章 ホームスクーリングをしない親への助言
第14章 ディスカッション、運動、実験
第15章 わが家のホームスクーリングQ&A
第16章 美しい夢――差別のない社会を夢見て
第17章 苦難のとき
第18章 教えることはわくわくすること
第19章 わが家の話が本になるまで
第20章 ひとりの母親として贈る励ましの言葉
第21章 父親から子どもたちへ

付録1 成績証明書の例
付録2 子どもたちのスケジュールの例

著者略歴

訳:向井 和美
訳者:向井和美 
京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。訳書に、ヘルゴー『内向的な人こそ強い人』(新潮社)、バジーニ『100の思考実験――あなたはどこまで考えられるか』(紀伊國屋書店)ほかがある。

ISBN:9784314011280
出版社:紀伊國屋書店
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年06月
発売日:2015年06月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN