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自治体×民間のコラボで解決! 公務員のはじめての官民連携

著:長井 伸晃

紙版

内容紹介

◎新規事業を生み出すノウハウがわかる! 

行政と民間事業者が協働して課題解決や公共サービスの提供等を行う「官民連携」について、神戸市において、多数の連携事業を企画・運営してきた著者が詳解。

ニーズやシーズの発見・分析、企画立案から関係者調整、施策化に当たっての情報発信まで、一連の実務をステップに分けて体系的に解説。

UberEats、ヤフー、Facebook、Makuakeほか多数の官民連携事例を収録!

目次

第1章 官民連携をはじめよう
 01 官民連携とは何か
 02 官民連携はあくまで手段の1つと考える
 03 “ つなぐ” 官民連携とは

第2章 “つなぐ”官民連携事例
 01 フードシェアリングサービス「TABETE」を活用した食品ロス削減
 02 傘のシェアリングサービス「アイカサ」を活用したまちづくり実証事業
 03 「Uber Eats」との連携による緊急事態宣言下における飲食店・家庭支援
 04 コロナ禍における住宅団地へのキッチンカー提供実験
 05 フレイル予防をめざした高齢者向けeスポーツ実証事業
 06 「ヤフー」とのデータを活用した地域独自の価値創出
 07 Facebook 地方創生支援プログラム「コミュニティの力、起動!」
 08 応援購入「Makuake」と中小企業をつなぐ地域産業への後押し
 09 「Makuake」との連携事例に見る官民連携のノウハウ

第3章 官民連携を行う際に、まずすべきこと
 01 前例・予算の有無による4類型を理解する
 02 官民連携マインド5か条を心得る
 03 リアル・オンラインを問わず、つながりを持つ
 04 自治体の現状を把握し、課題を探る
 05 「公」のマインドを持つ人を民間から見つけ出す

第4章 〈STEP1〉ニーズを探り、洗い出す
 01 大きすぎる課題は「分解」する
 02 官民連携を目的にせず「課題起点」で考える
 03 関連する施策を把握し、関係性を整理する

第5章 〈STEP2〉シーズを見つけ、マッチングする
 01 官民連携の実現可能性を高めるには
 02 民間サービスの背景や特徴を理解する
 03 まずは実現可能性を気にせず、「妄想」してみる
 04 相性の良い地元企業を巻き込む
 05 行政に頼らないスキームを作る
 06 ターゲットを設定する

第6章 〈STEP3〉関係者を調整する
 01 官民連携の肝は関係者の認識合わせ
 02 分野ごとに相談すべき相手がわかる「庁内地図」を持つ
 03 民間側のパートナーにとって頼れる存在になる
 04 スピード感を持って、熱いままにプロジェクトをまとめる
 05 連携協定書を作成し、締結する

第7章 〈STEP4〉ストーリーをつくり、メディアを通じて届ける
 01 メディアの力を最大限活用して「届けたい相手」に情報を届ける
 02 フィードバックと改善を繰り返し、よい良いサービスに育てる

著者略歴

著:長井 伸晃
長井 伸晃(ながい のぶあき)
神戸市経済観光局経済政策課担当係長(都市型創造産業担当)
関西学院大学卒業後、2007年神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。
これまでにFacebook JapanやUber Eats、ヤフー、マクアケなど、17社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上やイノベーション創出に向けた事業を展開。
全国の公務員がナレッジを共有するオンラインプラットフォーム「オンライン市役所」の運営に携わるほか、デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師、神戸大学 産官学連携本部 非常勤講師、NPO法人Unknown Kobe理事長、NPO法人茅葺座理事なども務める。「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。

ISBN:9784313161795
出版社:学陽書房
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFD