第1章 公用文の分類と基本的な考え方
1 公用文のあり方
2 公用文の分類
3 広報文への書き換え例
4 「分かり合うための言語コミュニケーション」(報告)
5 正確さ、わかりやすさ、ふさわしさ、敬意と親しさを意識する
6 正確に書く
7 わかりやすく書く
8 広報文は中学校卒業程度の日本語力で理解できるように書く
9 「やさしい日本語(Easy Japanese)」
10 広報とは?
11 AIと公用文
第2章 表記の原則
1 仮名遣い
2 外来語の表記
3 外来語の長音の表記
4 ローマ字のつづり方 概要
5 ローマ字のつづり方 詳細
6 公用文Ⅰ・Ⅱでの数字の使い方
7 広報文に特有の数字の使い方
8 範囲の書き表し方
9 公用文Ⅰ・Ⅱでの句読点や括弧の使い方
10 様々な符号の使い方
11 広報文での「。」の使い方
12 広報文での「、」の打ち方
13 公用文Ⅰ・Ⅱでの表記に関する決まり
14 広報文のレイアウト
15 図表の示し方
16 広報文でのイラスト・写真の使い方
第3章 漢字の使い方
1 漢字使用の原則
2 常用漢字表はPDFファイルを活用する
3 常用漢字表の字種・音訓で書き表せない場合
4 常用外漢字(音訓) の書き換え例一覧
5 漢字使用の例外
6 常用漢字表にあっても仮名で書く例の一覧
7 「障害」? 「障碍」? 「障がい」?
8 広報文での漢字の使い方
9 送り仮名の付け方
10 広報文での送り仮名の付け方
11 替える? 換える? 「異字同訓」の漢字の使い分け
12 字体は通用字体、印刷標準字体を使う
13 手書き文字と印刷文字
14 字体と字形
15 機種依存文字(環境依存文字)
第4章 用語の使い方
1 専門用語への対応
2 専門用語の説明の仕方
3 専門用語に気づけるかどうかが鍵を握る
4 「略語」・いわゆる「業界用語」への対応
5 「及び」、「並びに」の解釈と使い方
6 「又は」、「若しくは」の解釈と使い方
7 広報文では「及び」「並びに」「又は」「若しくは」は使わない
8 広報文で使わないほうがよい接続詞
9 広報文で使い方に注意が必要な接続詞
10 広報文で積極的に使いたい接続詞
11 外来語への対応 四つの考え方
12 紛らわしい言葉
13 解釈が揺れる言葉
14 あいまい語
15 違和感や不快感を与えない言葉の使い方
第5章 文の書き方・文体
1 一文の長さ─「短いは正義」
2 広報文での一文の長さ
3 平易度を計測できるツール
4 「あってもなくてもよい語」は削る
5 文を複雑にする表現は避ける
6 文の成分と順序
7 文の成分と呼応
8 文章作成ソフトでの校正
9 文章作成ソフトの設定
10 修飾節、述部の書き方
11 述部に漢語を使うことのメリットとデメリット
12 敬体と常体
13 敬意と親しさ
14 文語と口語
15 文語と口語の活用形
第6章 情報の示し方(文章の書き方)
1 公用文Ⅰの文章構成
2 結論は冒頭で示す
3 「読み手視点」で文章の骨組みを考える
4 タイトル・見出しの付け方
5 広報文でのタイトル・見出しの付け方
6 文章作成ソフトでのタイトル・見出しの設定方法
7 ウェブ文章で見出しを付ける
8 広報文も結論から書く
9 論理的な文章の書き方─パラグラフライティング
10 パラグラフライティングの具体例
11 語りかけるように書く─PREP法
12 AIへの指示文(プロンプト)の書き方
13 結論=読み手にとって重要なこと
14 広報文の目的は「行動変容」
15 広報文の構成手順
16 漏れなく情報を伝える
17 「聴く力」が鍵を握る
18 前例踏襲から前人未踏へ
付録
1 送り仮名の対照表(公用文と広報文)
2 経済用語の組み合わせ表
3 敬語の使い方