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令和時代の公用文 書き方のルール

著:小田 順子

紙版

内容紹介

1952年以降はじめて抜本的に公用文のルールが変わる!

文化庁文化審議会国語分科会国語課題小委員会が、1952年にできた「公用文作成の要領」の見直しを現在進めている。

この成果物は今後、府省庁の文書作成の基準となり、さらに自治体はもちろん、社会一般においても、文書作成のスタンダードとなる内容となっている。

本書では、この報告書をふまえて、新しい公用文の書き方を紹介し、具体的な例文をふんだんに盛り込んだ。公用文、広報文を担当する自治体の担当者にとって欠かせない1冊!

目次

【目次】

第1章 公用文の分類と基本的な考え方
公用文の分類
「分かり合うための言語コミュニケーション」(報告)
広報文は中学校卒業程度の日本語力で理解できるように書く
「やさしい日本語(Easy Japanese)」
AIと公用文    ほか 

第2章 表記の原則
「ローマ字のつづり方」と「ヘボン式ローマ字」
公用文I・IIでの句読点や括弧の使い方
広報文での「。」の使い方
広報文での「、」の打ち方
図表の示し方(表計算ソフトの活用)    ほか

第3章 漢字の使い方
常用漢字表はPDFファイルを活用する
「障害」?「障碍」?「障がい」?
広報文での送り仮名の付け方
替える?換える?「異字同訓」の漢字の使い分け
手書き文字と印刷文字 ―「令」は間違い?    ほか

第4章 用語の使い方
専門用語の説明の仕方
「及び」「並びに」の解釈と使い方
「又は」「若しくは」の解釈と使い方
外来語への対応 四つの考え方
違和感や不快感を与えない言葉の使い方    ほか

第5章 文の書き方・文体
一文の長さ
平易度を測定できるツール
文の成文と順序
文章作成ソフトの設定
述部に漢語を使うことのメリットとデメリット    ほか


第6章 情報の示し方(文章の書き方)
公用文Iの文章構成
文章作成ソフトでの標題、見出しの設定方法
ウェブ文章で見出しをつける
広報文の目的は「行動変容」
前例踏襲から前人未踏へ    ほか

付録
送り仮名の対照表(公用文と広報文)
経済用語の組み合わせ表
敬語の使い方
本書で引用している文献一覧(QRコード付き)

ISBN:9784313151147
出版社:学陽書房
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ