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50のポイントでわかる 異動1年目の自治体予算の実務

編:一般社団法人 新しい自治体財政を考える研究会
著:長久洋樹
著:安住秀子

紙版

内容紹介

予算を要求する人も、査定・編成する人も、みんなが抱える、予算にまつわる悩みごとを解決します!
自治体財政のプロが、予算のリアルな姿と日常業務で抱いている課題や苦悩に対する解決策をポイント別にコンパクトにまとめた解説書。

目次

第1章 財政課はこんなところを見てる/見られてる(長久洋樹)
1  予算査定は誰のためのものか
2  予算要求書に記載ミスはないか
3  シーリングを守っているか
4  事業の目標が明確か
5  新規要求や拡充要求の際、既存事業の点検はしっかりなされているか
6  説明資料は、担当課以外にもわかりやすい情報となっているか
7  説明資料の見込み値は、丁寧に推計されているか
8  歳入を探しているか
9  これまでの首長ら幹部からの指摘や財政課からの宿題や約束を踏まえた要求となっているか
10 財政課の担当者としっかりと意思疎通が図られているか
11 未来を見越した要求となっているか

第2章 要求を通したい/通してあげたい(安住秀子)
12 レガシー事業をイノベーション
13 これからはアジャイル型要求
14 公民連携、庁内連携のススメ
15 財源確保は当たり前
16 要求段階で効果検証のスベを考える
17 事業を増やさないことこそ住民ファースト
18 「補正予算はつきやすい」のワナ
19 世の中の動きに敏感であれ
20 補助金はやめられなくなる
21 ニーズは満足度の確認だけでは不十分

第3章 予算の枠配分を活かす(今村寛)
22 シーリングはなんのため
23 枠配分予算のススメ
24 枠配分予算はバラ色か
25 誰が枠配分予算を殺したか
26 任せてやらねば人は育たず
27 風が吹けば桶屋が儲かる
28 やるべきことをやるだけ
29 目玉施策は誰のため
30 ゼロサムゲームか焼け石に水か
31 腰抜けたちの度胸試し

第4章 地方公会計制度を予算に活かす(川口克仁)
32 資金仕訳変換表①
33 資金仕訳変換表②
34 予算仕訳
35 地方公会計の基礎①
36 地方公会計の基礎②
37 地方公会計の活用
38 地方公会計情報を部品として活用する
39 管理会計から行政評価、そしてEBPM へ
40 予算インセンティブとサービスデザイン思考

第5章 どうしても押さえておきたい10のポイント(定野司)
41 通称「ゼロ債務」を上手に使う
42 いい流用・悪い流用
43 歳出予算=歳入予算にするには
44 使い切り予算の功罪
45 いざというときの一時借入金
46 行政評価で目標・プロセスを明確化する
47 予算編成は予算主義から成果主義へ
48 赤字にも黒字にもしない決算整理
49 経常収支比率の怪
50 改革を進めるための三原則

著者略歴

編:一般社団法人 新しい自治体財政を考える研究会
自治体関係の有志が協働して取り組み、共通の「解」を創り、改革を進めることによって地域住民、首長、議会、そして職員の「幸せな合意形成」を実現し、将来にわたり持続可能な自治体運営を図るために設立。代表理事は元足立区教育長の定野司氏。
著:長久洋樹
1970年富山県砺波市生まれ。2005年中小企業診断士を取得。2010年富山大学経済学研究科修了(修士)。1992年新潟大学経済学部卒業後、高岡市役所に入庁。その後、中心市街地活性化、文化財保護・活用、北陸新幹線新高岡駅周辺整備及び開業関連業務等への従事を経て、2017年総務部財政課長に着任。着任1年目に財政運営上の課題が顕在化したことを受け、「高岡市財政健全化緊急プログラム」を策定し、費用対効果を高める予算編成、執行管理等に取り組む。2022年より現職。
著:安住秀子
横浜市総務局行政イノベーション推進室行政イノベーション推進部担当部長
1994年、横浜市役所に入庁。
人事委員会事務局任用課担当係長、財政局財政課担当係長、港湾局経理課長、財政局財政課財政調査担当課長などを経て、現職。
総務省地方公会計の推進に関する研究会(令和元年度)委員や、大学生やプロスポーツチームとの連携広報、「横浜市財政情報見える化ダッシュボード」の開発などに携わる。
執筆に「自治体先進施策紹介 統一的な基準による財務書類の活用」(『地方財政』2017年12月)など

ISBN:9784313122239
出版社:学陽書房
判型:A5
ページ数:152ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JPR