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いつも手遅れ

著:アントニオ・タブッキ
訳:和田 忠彦

紙版

内容紹介

無に向かって広がる声の万華鏡。
読めば読むほどふかみにはまる。
タブッキに惚れたってことよ。――小池昌代(詩人)

こうして小説になったこれらの手紙の性質はどんなものか話せと言われたら、恋文だと規定してみせるかもしれない。それは相当広い意味において、つまり広大な愛の領域と同じくらい広くて、怨恨、憤慨、郷愁、後悔といった、愛の領域とは無縁に見える未知の領域にまで広がっている。――A・T「あとがき」より

著者略歴

著:アントニオ・タブッキ
1943年イタリア生まれ。現代イタリアを代表する作家。主な作品に『インド夜想曲』『遠い水平線』『レクイエム』『逆さまゲーム』(以上、白水社)、『時は老いをいそぐ』(河出書房新社)など。2012年没。
訳:和田 忠彦
1952年生まれ。東京外国語大学名誉教授。訳書に、U・エーコ『女王ロアーナ、神秘の炎』『永遠のファシズム』、I・カルヴィーノ『むずかしい愛』、A・タブッキ『時は老いをいそぐ』など。

ISBN:9784309206325
出版社:河出書房新社
判型:4-6変
ページ数:288ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2013年09月
発売日:2013年09月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB