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明治神宮100年の森で未来を語る

Mの森連続フォーラム全記録

編:明治神宮国際神道文化研究所
他著:隈研吾
他著:原研哉

紙版

内容紹介

「明治神宮鎮座百年祭記念シンポジウム」の記録集。2020年に鎮座100年を迎えた明治神宮の代々木の森から未来への提言。

明治神宮の頭文字「M」から始まるキーワード「MATSURI、MEIJI、 MORI、 MAGOKORO、MACHI、MIRAI」をテーマに宗教、建築、グラフィックデザイン、美術、文学、服飾、歴史、自然科学、まちづくり…と、さまざまなジャンルから38名が登壇し、明治神宮100年の歴史から未来へのメッセージを読み解く。

目次

Part I MATSURI×MEIJI
第1章 明治神宮の祈り――鎮座100年に込めた思い
1 古きためしをたずねつつ 中島精太郎
2 トーク|鎮座100年のミュージアム建築とシンボルマーク 隈 研吾×原 研哉×黒田泰三
3 小説『落陽』の世界 朝井まかて
4 内陣御屏風を新調して 手塚雄二
5 トーク|明治神宮の未来像 中島精太郎×隈 研吾×原 研哉×朝井まかて×手塚雄二×黒田泰三
第2章 美の継承――明治の皇后のドレスをめぐる探究の物語
1 明治の皇后と日本の近代化――昭憲皇太后と大礼服の修復プロジェクト モニカ・ベーテ
2 明治維新の完成――明治22年の大日本帝国憲法の制定 瀧井一博
3 明治時代における日本と世界の宮廷服 深井晃子
4 現存する最も古い大礼服をめぐって――日英米独仏プロジェクト研究チームの成果をもとに モニカ・ベーテ、ジョアナ・マーシュナー
5 トーク|大礼服の隠された物語 モニカ・ベーテ×瀧井一博×深井晃子×柗居宏枝×今泉宜子
Part II MORI×MAGOKORO
第3章 永遠の杜 未来への提言――境内総合調査の専門家とともに
1 明治神宮100年の森 これまで、これから 進士五十八
2 映像で見る杜の生きものたち 伊藤弥寿彦
3 トーク|永遠の杜 未来へのキーワード――総合調査の成果をもとに 新里達也×濱野周泰×小野展嗣×細矢 剛×上田裕文
4 日本人と杜 養老孟司
第4章 『林苑計画書』から読み解く森の未来――「明治神宮とランドスケープ研究会」とともに
1 今、『林苑計画書』をひもとくことの意味 上田裕文
2 荘厳な森のつくり方――「風致」と「自然のメカニズム」 水内佑輔
3 樹木をとりまく環境変化から見る森の管理 小林邦隆・江尻(野田)晴美・
4 明治神宮の空間計画・経営戦略のレガシーを100年後に残すために 田中伸彦
5 森をとりまく全体のシステム 竹内智子
6 トーク|『林苑計画書』から読み解く森の未来 水内佑輔×小林邦隆×田中伸彦×竹内智子×上田裕文
第5章 いのちの森で目と芽を育む――NPO法人響とともに
1 代々木の森と響の物語――どんぐり・たんぼ・人のまごころ 佐藤 峻
2 拡張生態系から見た明治神宮の森と協生農法 舩橋真俊
3 森を世界に――デジタルで心をつなぐ 合田 真
4 トーク|「永遠の杜」から響とともにつくる未来 佐藤 峻×舩橋真俊×合田 真×尾立愛子
Part III MACHI×MIRAI
第6章 これからの表参道・渋谷・東京――原宿から未来を見つめて
1 原宿表参道の100年――これまでとこれから 松井誠一
2 表参道と放射23号線――創造のまちのシビックプライド 太田浩史
3 世界のストリート――デザインとマネジメントの現場から 三浦詩乃
4 トーク|表参道がひらく明日への道――代々木の森とつなぐ未来 松井誠一×太田浩史×三浦詩乃×長谷部 健×今泉宜子
第7章 いのちとくらし――今、大切なことを見つめ直して
1 彫刻表現の現在と未来 名和晃平
2 刀剣から見る日本人の美意識 原田一敏
3 トーク|伝統と創造 日本人の感性 名和晃平×原田一敏×いとうせいこう×廣瀬浩保
4 人と自然の原点 塩沼亮潤
5 トーク|こころとからだ 日本人と自然 名和晃平×原田一敏×いとうせいこう×塩沼亮潤×廣瀬浩保
開催記録
あとがき

著者略歴

他著:隈研吾
建築家・東京大学特別教授
他著:原研哉
グラフィックデザイナー

ISBN:9784306085701
出版社:鹿島出版会
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVS