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SD選書 269

丹下健三と都市

著:豊川 斎赫

紙版

内容紹介

丹下健三と丹下シューレが都市・首都・国土といった大きなテーマといかに向き合い、建築に反映させていったかを論考する。

都市そして日本を見据えた建築家・丹下健三。「全体から部分へ」というアプローチの実践は、建築から都市、首都、国土にいたるまでを視野に入れて構想することであった。丹下と丹下シューレが「都市」へ向けたまなざしを追う画期的論考。

目次

はじめに
第1章:国土と風景
    1 富士山と丹下健三 2 丹下健三のヴィジョンと風景
第2章:都市と祝祭
    1 岸田日出刀と丹下健三 2 佐野利器と丹下健三
第3章:メタボリストの躍進
    1 浅田孝のカプセル建築原論 2 黒川紀章から見る戦後日本の「都市・首都・国土論」
    3 磯崎新――制作の現場とプロジェクトの位相
第4章:丹下シューレの批判的継承――都市空間デザインに関するマニフェスト

著者略歴

著:豊川 斎赫
豊川斎赫(とよかわ・さいかく):
1973年宮城県生まれ。建築家、建築史家、工学博士、一級建築士。2000年東京大学大学院修了。日本設計、国立小山高専を経て、2017年より千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻准教授、現在に至る。
主な作品:国立小山高専建築学科棟改修工事(2014年、小山市景観賞まちなみ部門奨励賞)ほか。
主な著書:「群像としての丹下研究室」(2012年、オーム社、日本建築学会著作賞、日本イコモス奨励賞)、「丹下健三が見た丹下健三」(2016年、TOTO出版、編者、アートドキュメンテーション学会賞)、「丹下健三 戦後日本の構想者」(2016年、岩波書店)、ほか。

ISBN:9784306052697
出版社:鹿島出版会
判型:4-6
ページ数:216ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS