出版社を探す

SD選書 262

褐色の三十年

アメリカ近代芸術の黎明

著:ルイス・マンフォード
訳:富岡 義人

紙版

内容紹介

1865-1895年、急速な工業化が進むアメリカで、同時発生的に起こり、やがて忘れられてしまった「葬られたルネサンス」。
建築家リチャードソン、サリヴァンやライト、土木におけるローブリング父子、ランドスケープアーキテクトの第一人者オルムステッド、絵画のライダーやイーキンズ、そして写真におけるスティーグリッツ…。
彼ら創造的な芸術家・技術家たちの仕事を掘り起こし、近代芸術黎明期の実像を暴いた、都市・文明批評家マンフォードの出世作。

目次


第1章 褐色の三十年
第2章 風景の刷新
第3章 近代建築に向かって 
第4章 映像――聖と俗
資料と文献
訳者解説

著者略歴

著:ルイス・マンフォード
ルイス・マンフォード 1895年生まれ。アメリカ合衆国の文明史家・建築批評家。ニューヨーク市立大学で哲学などを学ぶが、無学位のまま中退。アメリカ地域計画協会の活動に参画し、最終的に著作と評論の道に進んだ。アメリカ文化研究を手始めに、壮大な西洋文明史の構築を目指し、数々の著書を発表した。『技術と文明』(生田 勉訳、美術出版社)、『都市の文化』(生田 勉訳、鹿島出版会)、『権力のペンタゴン』(生田 勉・木原武一訳、河出書房新社)など。1990年没。
訳:富岡 義人
富岡 義人(とみおか よしと)1963年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。工学博士、三重大学大学院工学研究科教授。専門は建築意匠学。著書に『フランク・ロイド・ライト 大地に芽ばえた建築』(丸善)、『鋼構造の造形と設計』(鹿島出版会)など。訳書に『ルイス・カーン 光と空間』(鹿島出版会)、『ライト=マンフォード往復書簡集』(鹿島出版会)、『フランク・ロイド・ライト 自然の家』(筑摩書房)など。

ISBN:9784306052628
出版社:鹿島出版会
判型:4-6
ページ数:258ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2013年10月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA