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SIMOSE

建築とデザイン

編著:SIMOSE編集委員会
著:坂 茂
著:原 研哉

紙版

内容紹介

Admire art, inside art. アートの中でアートを観る。坂茂と原研哉による、美しきオーベルジュSIMOSEのすべて。
広島県大竹市、対岸に宮島をのぞむ海沿いの一角に、美術館・ヴィラ・レストランが一体となった複合施設SIMOSEが誕生しました。設計を手がけたのは、プリツカー賞を受賞した建築家の坂茂。施設のコミュニケーションデザインは原研哉によるものです。水盤に並ぶ可動展示室などアートのような空間でアート作品を鑑賞する「下瀬美術館」、現代建築に暮らすように滞在しながら瀬戸内の自然を享受する「SIMOSE ART GARDENVILLA」などそれぞれの施設の建築や見どころ、クリエイションを余すことなく紹介します(バイリンガル表記)。
なお下瀬美術館は、ユネスコで創設された建築賞〈ベルサイユ賞〉、2024年「世界で最も美しい美術館」に選出されました!

目次

下瀬美術館
溶け込む建築、動く建築/下瀬コレクション/望洋テラス/エミール・ガレの庭/ミュージアムショップ/Dialogue 1 アート施設とクリエイション 坂 茂 ┼ 原 研哉/サインシステム

SIMOSE ART GARDEN VILLA
Villa 1 ダブル・ルーフの家/Villa 2 壁のない家/Villa 3 十字壁の家/Villa 4 家具の家/Villa 5 紙の家/Villa 6-10 キールステックの家 A-E

SIMOSE French Restaurant
Dialogue 2 ヴィラ建築と瀬戸内海 坂 茂 ┼ 原 研哉

著者略歴

編著:SIMOSE編集委員会
SIMOSE編集委員会(坂茂建築設計+日本デザインセンター)
著:坂 茂
1957年東京生まれ。アメリカで建築を学び、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構える。紙管を使った建築や、木材を使った革新的な構造で知られている。1995年にNGO「Voluntary Architects’ Network(VAN)」を設立し、世界各地での災害支援に数多く貢献したことから、プリツカー建築賞(2014年)、マザー・テレサ社会正義賞(2017年)、アストゥリアス皇太子賞平和部門(2022年)を受賞。代表作はポンピドゥー・センター・メス(2010年)、紙の大聖堂(2013年)、富士山世界遺産センター(2017年)、禅坊 靖寧(2022年)、SIMOSE(2023年)。慶應義塾大学環境情報学部教授(2001-2008年, 2015-2023年)、京都芸術大学大学院教授(芸術研究科)、2023年4月より芝浦工業大学特別招聘教授。
著:原 研哉
1958年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。主な仕事に、「RE-DESIGN:日常の21世紀」展、「HAPTIC」「SENSE WARE」「Ex-formation」など展覧会や教育活動。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションのデザイン。2002年より無印良品のアートディレクション。外務省「JAPAN HOUSE」総合プロデューサーなど多数。著書に『DESIGNING DESIGN』(Lars Müller Publishers)、『白』(中央公論新社)、『日本のデザイン』(岩波新書)『低空飛行 この国のかたちへ』(岩波書店)など。

ISBN:9784306047174
出版社:鹿島出版会
判型:A5
ページ数:140ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2024年10月
発売日:2024年10月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AMG