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EXPERIENCE

生命科学が変える建築のデザイン

著:ハリー・F・マルグレイヴ
監:川添善行
他訳:兵郷喬哉

紙版

内容紹介

神経科学・認知科学の知見から分析可能となった建築デザインの本質に切り込み、建築の体験と人々の知覚の関係に新たな見方を提示する。
なぜ、われわれは廃墟のような生活環境が人間の健康や行動の病理に何も関係がないかのように装い続けるのだろうか?

建築家の役割は――これは強調しておくべきである――「つくる」ことの理論化ではなく、われわれが住まう場所を築き、そこに命を吹き込むことである。そうした意味において活動的生は、ものをつくることだけではなく、体験をつくることを必然的に含意する。このことは人間の肝要な性質の証しなのである。(本書より)

目次:
解題 川添善行
序章
第1章 文化の実践としての建築
第2章 文化理論と生物学
第3章 生命体と環境
第4章 新たな知覚モデル
第5章 美の体験
第6章 形態と空間
第7章 場所・空気感・ディテール
第8章 社会性の起源
第9章 デザインの新たなエートス
サラ・ロビンソンによる序文 建築家は文化をつくる サラ・ロビンソン
訳者あとがき
索引

目次

解題 川添善行
序章
第1章 文化の実践としての建築
第2章 文化理論と生物学
第3章 生命体と環境
第4章 新たな知覚モデル
第5章 美の体験
第6章 形態と空間
第7章 場所・空気感・ディテール
第8章 社会性の起源
第9章 デザインの新たなエートス
サラ・ロビンソンによる序文 建築家は文化をつくる サラ・ロビンソン
訳者あとがき
索引

著者略歴

著:ハリー・F・マルグレイヴ
ハリー・フランシス・マルグレイヴ(Harry Francis Mallgrave)
建築史家、イリノイ工科大学名誉教授。1947年生まれ。ペンシルベニア大学博士(Ph.D)。ゴットフリード・ゼンパーの研究により1997年アメリカ建築史家協会A.D.ヒッチコック賞受賞。2013年よりRIBA名誉会員。著書に、加藤耕一監訳『近代建築理論全史1673-1968年』丸善出版、2016、澤岡清秀監訳『現代建築理論序説』鹿島出版会、2018など。
監:川添善行
川添善行(かわぞえ よしゆき)
建築家。東京大学生産技術研究所准教授。空間構想一級建築士事務所。1979年神奈川県生まれ。東京大学卒業、オランダ留学後、博士号取得。「東京大学総合図書館別館」「望洋楼」「四国村ミウゼアム」などの建築作品や、『OVERLAP 空間の重なりと気配のデザイン』(鹿島出版会、2024)、『空間にこめられた意思をたどる』(幻冬舎、2014)、『このまちに生きる』(彰国社、2013)などの著作がある。BCS賞、BELCA賞、ロヘリオ・サルモナ・南米建築賞名誉賞、東京建築賞最優秀賞、日本建築学会作品選集新人賞、グッドデザイン未来づくりデザイン賞など。
他訳:兵郷喬哉
兵郷喬哉(ひょうごう たかや)
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程在籍。東京理科大学非常勤講師。株式会社mast一級建築士事務所共同代表。1992年埼玉県生まれ。2015年東京理科大学工学部第一部建築学科卒業。RCR Arquitectes勤務を経て、2018年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。株式会社北川原温建築都市研究所、東京大学生産技術研究所特任研究員を経て、現職。

ISBN:9784306047099
出版社:鹿島出版会
判型:4-6
ページ数:408ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TNKP