出版書誌データベース

建築を学ぶ初学者のための建築計画学教科書。建築設計者に必要な建築計画の知識がある。本書は、そのためのテキストとして建築設計の理論と手法を体系的にまとめた概論。空間の形成と形態、人間の知覚・行動、寸法などの基礎と、さらに図面表現、計画理念を学ぶ。

新版へのまえがき

第1章：空間の形態－かたちは何できまるか－
地理的環境と形態／機能と形態／構造と形態／建築技術と形態／安全性と形態／美しさと形態／象徴性と形態／法規と形態

第2章：人間の知覚と行動
形態知覚の特性／心理的環境と形態／人間の行動と形態

第3章：寸法と規模の計画
寸法の計画／単位空間の寸法／寸法のシステム／規模の計画

第4章：空間の性能
空間の機能／安全性／耐久性／経済性／持続可能性と省エネルギー
　「まちづくり基本計画」－市民がつくる将来像

第5章：計画の技法
計画のプロセス／空間構成の技法／空間形成のエレメント

第6章：外部空間の構成と配置計画
外部空間のスケール／歩行空間の形態／外部空間の構成／建物の配置と外部空間の形態／建築の配置形態

第7章：建築の設計製図－計画の表現－
図面の役割／図面の種類

主要参考文献、索引

他著：岡田　光正
岡田光正（おかだ・こうせい）：1952京都大学工学部建築学科卒業。現在、大阪大学名誉教授、工学博士。主要著書に、「建築計画学12　施設規模」（丸善、1970）「建築計画決定法」（朝倉書店、1972）「火災安全学入門」（学芸出版社、1985）「建築計画2」（鹿島出版会、1991）「空間デザインの原点」（理工学社、1993）「住宅の計画学入門」（鹿島出版会、2006）「群集安全工学」（鹿島出版会、2011）。

他著：柏原　士郎
柏原士郎（かしはら・しろう）：1966年大阪大学工学部建築工学科卒業。現在、大阪大学名誉教授、工学博士。主要著書に、「地域施設計画論」（1991）「建築デザインと環境計画」（朝倉書店、2005）。

他著：森田　孝夫
森田孝夫（もりた・たかお）：1972年大阪大学工学部建築工学科卒業。現在、徳島文理大学教授、工学博士。