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笠間叢書 334

狭衣物語の研究 伝本系統論編

著:三谷 榮一

紙版

内容紹介

平安後期の盛行した女房文学時代といわれる時期に出て、物語文学評論書「無名草子」に、「狭衣こそ、源氏につぎてはやう侍れ」と言わしめた狭衣物語。この作品についての研究から、諸伝本の系統論に関する論文を集成。

目次

狭衣物語研究小史−序にかえて−Ⅰ 狭衣物語の作者と成立一 狭衣物語成立考二 狭衣物語の作者と{ばい}子内親王家サロン三 狭衣物語の成立背景Ⅱ 狭衣物語の構想・構成及び執筆期間一 狭衣物語の執筆状況とその期間二 狭衣物語の詞章の照応と執筆期間三 狭衣物語の構想と構成Ⅲ 狭衣物語の伝来と伝本系統論一 狭衣物語伝本系統論序説−巻二を中心に−二 狭衣物語の伝来の性格−西本願寺旧蔵本(深川本)巻一をめぐって三 狭衣物語における伝本混乱の一過程−蓮空本を中心として−四 狭衣物語の本文異同とその表現五 流布本狭衣物語の性質及び成立六 流布本狭衣物語の性質及び成立再考七 狭衣物語の伝来−巻一を中心として−八 狭衣物語巻二の伝来と混合写本生成の研究九 狭衣物語巻三の伝本系統と流布本本文の研究十 狭衣物語巻四における諸伝本の基礎的研究−三系統存在の確認について十一 狭衣物語巻四の後半における諸伝本と巻末における跋文の意義について−三系統存在から二系統へ−

ISBN:9784305103345
出版社:笠間書院
判型:A5
ページ数:532ページ
定価:19000円(本体)
発行年月日:2000年02月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ