第Ⅰ部 歌書および仮名遣書に現れる声調の問題第1章 京大本『古今秘注抄』における定家仮名遣い第2章 中院通茂の声点注記について第3章 契沖の声点注記について第4章 契沖の四声観と定家仮名遣い批判第Ⅱ部 能・謡曲に反映する声調の研究第1章 世阿弥自筆能本の声点について第2章 世阿弥自筆能本からみたアクセント体系変化の時期について第3章 謡曲における訛りとアクセント第Ⅲ部 浄瑠璃に反映する音声についての研究第1章 近松浄瑠璃譜本に反映した一七世紀末大阪アクセント第2章 初期義太夫節の節付けとアクセント第3章 近松世話物譜本における掛詞とアクセント第4章 近松世話物譜本における動詞終止連体形のアクセント第5章 近松世話物譜本における動詞未然形のアクセント第6章 近松世話物譜本における動詞連用形のアクセント第7章 義太夫節の訛りとアクセント第8章 義太夫節におけるアクセントの伝承とその研究方法第9章 浄瑠璃譜本における「読み」と胡麻章の関係第10章 浄瑠璃譜本の表記の「読み」と「語り」−『冥途の飛脚』を資料に−第11章 近世音曲に反映するアクセント第Ⅳ部 体系変化の前後におけるアクセント体系について第1章 調査対象と集計方法第2章 体言のアクセント型第3章 動詞のアクセント型