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失敗から知識を吸収し120%の結果を出す! 失敗学見るだけノート

監:畑村 洋太郎

紙版

内容紹介

「正解のない時代」に自分だけの正解を導き出すための方法として、ビジネスパーソンのあいだで注目されている「失敗学」が、
累計162万部突破・大人気「見るだけノート」シリーズに登場。
失敗のプラス面に着目、そこから新しい知識を吸収するためのメソッドを図解で分かりやすく学ぶことができます。
監修者畑村洋太郎が生み出した、失敗を「成長や創造のチャンス」と捉えて活用する珠玉のビジネススキルが2時間で身につく一冊です。

【目次】
Chapter 1 失敗の捉え方を見直す

Chapter 2 失敗を分類し分析する

Chapter 3 失敗を創造につなげる

Chapter 4 創造的思考を鍛える

Chapter 5 組織に活かす失敗学

Chapter 6 事例から学ぶ失敗の教訓

Chapter 7 失敗学を活用して新時代を生き抜く

目次

Chapter 1 失敗の捉え方を見直す
そもそも「失敗」とは何か?
失敗と正しく向き合えば成功につながる
「小さな失敗を避ける」のは「大きな失敗への準備」
「効率的な教育」に潜む罠とは?
「必要な失敗」をも排除する不寛容な社会
失敗は体験的知識を得るチャンス
深い学びが得られる「失敗学習」
「仮想失敗体験」でダメージを抑えた失敗学習
失敗が社会を発展させた事例
「失敗=能力のない人」ではない
成功話より失敗話のほうが魅力がある

Chapter 2 失敗を分類し分析する
「よい失敗」と「悪い失敗」の違い
よい失敗は成長のためには必要
学びを生まない悪い失敗は避ける
失敗には「階層性」がある
失敗の原因は「逆演算」で解明する
失敗の原因は10個に大別できる
失敗の経験を6項目で記述する
失敗者の視点を正確に記述する
「ヒヤリ・ハット」を無視せず分析する
失敗の核は融合し、成長する
失敗情報は隠れたがる
失敗情報は単純化したがる
失敗原因は変わりたがる
「3つの現」を調査して失敗を防ぐ
失敗の予兆から目をそらさない

Chapter 3 失敗を創造につなげる
失敗と創造とは紙の表裏
創造のために試行錯誤を繰り返す
創造は逆順の思考によってもたらされる
創造的思考の4つのステップ
アイデアの種を「思考平面」に落とす
アイデアの種を結び付ける「仮説立証」
つながったアイデアに肉付けする「具体化」
アイデアを洗練・発展させる「仮想演習」
アイデアの種を詰め込みすぎてはいけない
企画には時間の変化を考慮に入れる
「有田焼」の成功は「時代のニーズに応え続けた」こと
挑戦の成功確率を上げるために失敗を活かす

Chapter 4 創造的思考を鍛える
「思いつきノート」を活用する
思いつきは4ページの紙に書き留める
1ページ目にはアイデアの種を記す
2~3ページ目で仮説立証と具体化を行う
4ページ目でアイデアを洗練・発展させる
第三者との仮想演習で客観性を取り入れる
「思考展開図」を使って考えの抜け漏れを防ぐ
思考展開はどのように行うのか?
思考展開の実例「人を乗せて運ぶ」⇒「自動車」
創造的思考がチャレンジ精神を養う

Chapter 5 組織に活かす失敗学
リーダーの心がけ一つで失敗は3分の1になる
エリート組織の意外な弱点
「責任追及」の前に「原因究明」を
失敗を評価する文化をつくる
「やってみなはれ精神」が組織に活気をもたらす
「コンプライアンス」の本来の意味
客観的失敗情報は役に立たない
潜んでいる失敗を「含み損」として捉える
「失敗地図」を作成する
世代が変わっても失敗体験は引き継ぐ
中途半端な知識は失敗の種になる
「何のために」を意識し続ける
「想定外」は失敗の言い訳にならない
想定外は「そのほか」に入れて考える
マニュアルは「守るため」そして「変えるため」にある
本当のベテランと偽ベテランを見極める
多すぎる会議は失敗体質をつくる
真面目だからこそ起きる事故とは?

Chapter 6 事例から学ぶ失敗の教訓
失敗には「30年の法則」が存在する
「付加設計」は失敗の呼び水
優先順位の低いものがトラブルを引き起こす
「考えの壁」の存在を意識する
形だけの効率化が招く失敗
「局所最適・全体最悪」を防ぐ
「動態保存」で再発防止を徹底する
トップに背負わせすぎてはいけない
自分の頭で考えないことが大失敗を招く
「利便」と「危険」は表裏一体
失敗を活かす社会をつくる「失敗博物館」構想

Chapter 7 失敗学を活用して新時代を生き抜く
「正解がない=正解がいくつもある」時代
これからの成功モデルは「仮説立て⇒実行⇒検証」
近年目立つ「失敗を恐れないチャレンジ」
「失敗への批判」より「挑戦への賞賛」の時代
人間はAIに負けるのか?
今日の正解は明日の失敗の種になることも
動かないことが失敗になる時代
なぜシリコンバレーから新しいビジネスが生まれるのか?
アプリ開発のトレンドに表れる失敗学の思想
情報過多の時代こそ「3つの現」が重要

著者略歴

監:畑村 洋太郎
1941年生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業、同大学院修士課程を修了し日立製作所入社。東京大学名誉教授。工学博士。畑村創造工学研究所主宰。NPO法人失敗学会理事長。ドアプロジェクト主宰(2004~2005年)、危険学プロジェクト主宰(2007~2020年)。専門は創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。国土交通省リコールの原因調査・分析検討委員会委員長、消費者庁消費者安全調査委員会委員長、東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長、科学技術振興機構のプログラムマネージャーの育成・活躍推進プログラム研究講師などを歴任。『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』『新 失敗学 正解をつくる技術』(すべて講談社)、『だから失敗は起こる』(NHK出版)、『技術の創造と設計』(岩波書店)、『やらかした時にどうするか』(筑摩書房)など著書多数。

ISBN:9784299035486
出版社:宝島社
判型:B5変
ページ数:224ページ
定価:1982円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJWS