ゼータへの最初の一歩 ベルヌーイ数 ~「べき乗和」と素数で割った「余り」の驚くべき関係~
著:小林 吹代
紙版
内容紹介
ベルヌーイという数学者について見聞きしたことがある人は多いでしょう。ヤコブ・ベルヌーイによって発見されたベルヌーイ数は美しいと言われ、高校入試や数学オリンピックにも出題されます。本書では、一見でたらめなベルヌーイ数を、無限級数の和に着目し読み解いていきます。
リーマン予想で有名なゼータ関数への最初の一歩としても、お勧めの1冊です。オイラーやリーマンの考えた数学も丁寧に解説するので、彼らが編み出した数学を知りたい方にも楽しんでいただけます。
目次
はじめに
1章 魅惑のベルヌーイ数
Column01 フィボナッチ数列と「見たままの数列」
2章 降臨!「ファウルハーバーの公式」
Column02 パスカルの三角形とフィボナッチ数列
3章 ベルヌーイ数を生み出す関数
Column03 「ビネの公式」と黄金数
4章 ベルヌーイと無限級数
Column04 1/2^1+2/2^2+3/2^3+……=2
5章 オイラーと「バーゼル問題」
Column05 フィボナッチ数列と「89分の1」
6章 複素数から「(続)バーゼル問題」
Column06 ガウスと対数関数
7章 オイラーの「月と太陽」
Column07 ガンマ関数と三角関数
8章 ガウスの時計算で見る「べき乗和」
Column08 「フィボナッチ数列もどき」の10項和
9章 ガウスの時計算で見る「逆数のべき乗和」
Column09 ガウスの時計算で見る「フィボナッチ数列」
索引
引用文献/参考文献
ISBN:9784297134617
。出版社:技術評論社
。判型:4-6
。ページ数:288ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2023年05月
。発売日:2023年05月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBH。