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話が進む仕切り方 ~会議/プロジェクト/イベントを成功させるファシリテーションの道具箱~

著:沢渡 あまね

紙版

内容紹介

「会議が毎度お偉いさんのリサイタル」
「突然、意見を求められて『シーン』」
「話が脱線したっきりで、戻ってこない」
「結論ありき。予定調和な定例会」
「司会者だけが空騒ぎするオンライン会議」
「沈黙の1on1」
「何かが決まった試しがない」
「後でちゃぶ台返し」
「毎度、延長、延長、また延長の汗と涙の甲子園模様」
「なぜ自分が呼ばれたのかわからない」

うまくいかない場を動かし、成果へ導くには?

400以上の組織の景色を変えてきた専門家が、リアル/オンライン/ハイブリッドを問わず“いますぐ使える”秘伝を一挙公開!

目次

■■はじめに
■多様な人たちとものごとを前に進めないといけない時代
■コアアクション3つ:「観察」「対話」「期待役割の合意」
■戦略アクション4つ:「ビジョンニング」「ストーリー設計」「偶然設計」「環境セットアップ」
■ものごとを前に進めるための道具箱をあなたに


■■序章 ファシリテーションの基本
■01 人、イシュー、プロセス、環境をマネジメントする
■02 「5つの要素」を意識して場を設計する
■03 5つの要素①目的を押さえる
■04 5つの要素②インプットを押さえる
■05 5つの要素③成果物を押さえる
■06 5つの要素④関係者を把握する
■07 5つの要素⑤効率を考える


■■1章 信頼関係を構築する
■08 歩き回る
■09 オンラインで歩き回る
■10 口ぐせを観察する
■11 自己開示する
■12 相手が「何のプロか」を言語化する
■13 期待役割を明確にする
■14 期待に成長イメージを添える
■15 「この場で何を学びたいか?」「どう成長したいか?」を言語化する
■コラム  焦らず、手を変え・品を変え・景色を変え


■■2章 時間を効果的に使う
■16 魔の時間帯をはずす
■17 毎時ゼロ分に時報を流す
■18 BGMを流す
■19 オープニングスライドを投影する
■20 時計は全員が見やすい場所に設置する
■21 事前に動画を見てもらう
■22 戦略的に休憩をとる
■23 戦略的に間をとる
■24 時間を相手に戻す
■25 場に進め方の意見を問う
■コラム ワーケーションのススメ

■■3章 景色を合わせる
■26 側面報告幕のように目的地と各ステップと現在位置を示す
■27 キーワード/キーフレーズでまとめる
■28 キーワード/キーフレーズを考える
■29 キーワードやキーフレーズを最適なタイミングで投げ込む
■30 「モヤモヤ」に名前をつける
■31 着地イメージの合意をとる
■32 変化や感動を言葉にする
■33 待ち受ける困難やしんどさを示す
■34 言葉や概念のズレをなくす
■35 文学的な表現は言い換える
■36 外来語の用語はできればそのまま使う(ただし説明を添えて)
■37 主観を定量化する
■38 とりあえず測定してみる
■39 「意識合ってる?」「認識合ってる?」と確認する
■コラム 迷子にさせない説明を大切に


■■4章 気持ち、意見、能力を引き出す
■40 アイスブレイクでは番号で答えてもらう
■41 気持ちを番号で回答してもらう
■42 スタンプや投票で意思表示してもらう/意見集約する
■43 ハンドルネームで本音を引き出す
■44 同時編集で一斉に書き出す
■45 チャットを読み上げるスタイルにする
■46 「壁打ち」の相手になる
■47 普段とは違う役割を任せてみる/試してみる
■コラム 無理して盛り上げようとしない


■■5章 進行に気を配る
■48 やりやすいところから始める
■49 場のリズムを作る
■50 成果物イメージが決まっているなら、枠を書いておく
■51 枠に沿って対談を進める
■52 達成感が得られる工夫をする
■53 明示的にコンセンサスをとる
■54 「方向性」と「論点」を分類し、合意事項と未合意事項を明確にする
■55 合意事項を書き出す
■56 3本締めで次のアクションを促す
■57 事務やサポートが得意な人を入れる
■コラム 「番組」「劇場」だと思って場を運営してみる(1)


■■6章 視点を変える
■58 ネガティブな見方をポジティブに変える
■59 "What if""Yes if"で視野を広げる
■60 人と人との対話を仕掛ける
■61 対談形式にする
■62 景色を変えてみる
■63 その場にない観点を投げ込んで話を広げる
■64 新たな目的を投げ込む/にぎる
■65 論点や観点を洗い出す
■66 具体と抽象を行き来する
■67 「上の句」と「下の句」に因数分解する
■68 「上の句」と「下の句」を入れ替えてみる
■コラム 「番組」「劇場」だと思って場を運営してみる(2)


■■7章 理解・共感・納得を生み出す
■69 「CCF」「NLC」「AREA」でシンプルに伝える
■70 笑顔2倍、うなづき3倍で対応する
■71 相手の言葉やペースで会話する
■72 「リ」+感情ワードで相手の感情を受け止める
■73 自分の経験や専門性を全面に押し出す
■74 感情的になるのではなく、感情を伝える
■75 一理三例で説得力を持たせる
■76 「何費で落とさせるか」を想定する
■77 図解する
■78 図解の落とし穴を回避する
■79 グラフィックレコーディングを活用する
■80 問題地図を描いてみる
■コラム 無理して相手に寄り添わなくていい


■■8章 「詰んだ」と思ったら
■81 パーキングエリアを創る
■82 「コントローラブル」なものごとに集中する
■83 「バリカタ」か「ゆるふわ」か選んでもらう
■84 詰まったらグループワークをする
■85 「テーマが大きいな」と思ったら小分けにして並列処理する
■86 適切なグループ分けをする
■87 意見が割れたら、面白いほうに決める
■88 突然パソコンが再起動、オンラインで相方が落ちてしまったときに対処する
■89 場が荒れたら進行を止める
■90 場が荒れた後の再開の仕方を工夫する
■コラム  「上空1,000mからの着陸」をマネジメントしよう


■■おわりに
■ファシリーダーになろう

著者略歴

著:沢渡 あまね
沢渡あまね(さわたり あまね)

作家/ワークスタイル&組織開発専門家。『組織変革Lab』主宰。DX白書2023有識者委員。
あまねキャリア株式会社CEO/株式会社NOKIOO顧問/浜松ワークスタイルLab所長/国内大手企業人事部門顧問ほか。
日産自動車、NTTデータなどを経て現職。400以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の伴走・講演および執筆・メディア出演をおこなう。
著書は『職場の問題地図』『新時代を生き抜く越境思考』『どこでも成果を出す技術』『バリューサイクル・マネジメント』『仕事ごっこ』『業務デザインの発想法』(技術評論社)ほか多数。尊敬する人は兼好法師。
趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング 推進者。

ISBN:9784297131609
出版社:技術評論社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ