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図解即戦力 仮想化&コンテナがこれ1冊でしっかりわかる教科書

著:五十嵐 貴之
著:薄田 達哉

紙版

内容紹介

現在のシステム開発・運用に欠かすことのできない仮想化技術とコンテナ技術について、その基本をわかりやすく解説する図解本です。サーバ仮想化、ネットワーク仮想化について解説するとともに、現在の開発者には必須とも言えるコンテナ技術と、そのデファクトスタンダードであるDockerとKubernetesについて解説します。関連する用語を一通り知ることのできる、1冊目の入門書としてふさわしい内容です。

目次

■第1章 仮想化の基礎知識
01 仮想化とは
 ~物理構成にとらわれない柔軟性と可用性
02 仮想化の種別
 ~サーバー仮想化とネットワーク仮想化
03 仮想化のメリットとデメリット
 ~効率・運用性から見た物理環境との比較
04 仮想化とクラウド
 ~クラウドは仮想化によって支えられている
05 クラウドのセキュリティ
 ~安全性は高いがクラウドならではのリスクもある

■第2章 仮想化のしくみと技術
06 サーバー仮想化のしくみ
 ~物理サーバーに複数の仮想サーバーを構築
07 ホストOS型仮想化
 ~ホストOS上で複数のゲストOSが動作
08 ハイパーバイザ型仮想化
 ~ホストOSを必要としないサーバー仮想化
09 コンテナ型仮想化
 ~アプリケーションごとに独立した空間を構築
10 クラウドのサーバー仮想化
 ~主要クラウドのサーバー仮想化サービス
11 ネットワーク仮想化のしくみ
 ~物理構成とは異なる論理的なネットワークを構築
12 VLAN
 ~仮想的なLAN環境を構築
13 オーバーレイネットワーク
 ~VLANの弱点を克服するための技術
14 VPN
 ~仮想的な専用線を構築する技術
15 SDN
 ~ソフトウェアによってネットワークを定義
16 NFV
 ~ネットワーク機器の機能をソフトウェアで実現
17 SD-WAN
 ~拠点間の接続を一元管理
18 クラウドのネットワーク仮想化
 ~主要クラウドのネットワーク仮想化サービス

■第3章 コンテナ技術の基礎知識
19 コンテナ技術の歴史
 ~意外と古いコンテナ技術の起源
20 コンテナ技術のメリット
 ~仮想サーバーを手軽に構築できる
21 DevOpsとコンテナ技術
 ~開発と運用のスムーズな連携を手助け
22 主要なコンテナ技術
 ~Docker以外のさまざまなコンテナ技術
23 マイクロサービス
 ~コンテナと相性がよい設計手法
24 コンテナとサーバーレスの比較
 ~サービス開発の大きな2つの流れ

■第4章 コンテナ型仮想化ソフトウェア「Docker」
25 Dockerとは
 ~コンテナ技術のデファクトスタンダード
26 Dockerが注目される理由
 ~Dockerの歴史と発展を振り返る
27 Dockerコンテナ
 ~外部から影響を受けない独立した環境
28 コンテナイメージ
 ~コンテナを実行するためのテンプレート
29 コンテナのライフサイクル
 ~コンテナの作成から削除まで
30 Dockerデーモン
 ~Dockerエンジンを支える最重要要素
31 コンテナとプロセス
 ~プロセスごとにコンテナを分けるメリット
32 名前空間
 ~作業空間を分離するためのしくみ
33 差分管理
 ~Dockerの高速なデプロイを支えるしくみ
34 Swarm mode
 ~クラスタを管理する機能
35 主要なDockerコマンド
 ~必須コマンドのポイントを紹介
36 Docker Hub
 ~コンテナイメージを共有できるサービス

■第5章 コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」
37 コンテナオーケストレーション
 ~コンテナを管理する際に必要な作業とは
38 Kubernetesとは
 ~コンテナの管理・運用を自動化するツール
39 ポッド
 ~Kubernetesがコンテナを管理する単位
40 デプロイメントコントローラ
 ~オーケストレーションを支える最重要要素
41 サービス
 ~コンテナへアクセスするための窓口
42 flannel
 ~コンテナ間の相互アクセスを支える技術
43 負荷分散と死活監視
 ~システムの可用性を向上させるしくみ
44 スケーリング
 ~システムの性能を向上させるしくみ
45 主要なKubernetesコマンド
 ~必須コマンドのポイントを紹介
46 自動ビルド
 ~イメージ化からデプロイまでの手順を自動化
47 マルチクラウド
 ~複数クラウド併用時のKubernetes
48 Kubernetesのアーキテクチャ
 ~各ノードで動作するコンポーネント

■第6章 クラウドのコンテナサービス
49 クラウドのコンテナ技術対応状況
 ~主要クラウドのさまざまなコンテナサービス
50 Amazon ECS
 ~AWSのコンテナオーケストレーションサービス
51 Amazon EKS
 ~AWSのKubernetesサービス
52 AWS Fargate
 ~AWSのサーバーレスなコンテナ実行環境
53 GKE
 ~GCPのKubernetesサービス
54 Cloud Run
 ~GCPのサーバーレスなコンテナ実行環境
55 AKS
 ~AzureのKubernetesサービス
56 ACI
 ~Azureのサーバーレスなコンテナ実行環境
57 Docker Enterprise
 ~一元管理でマルチクラウドを実現

ISBN:9784297116903
出版社:技術評論社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2180円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB