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親子で楽しむ 和算の図鑑

著:谷津 綱一

紙版

内容紹介

江戸の人たちは日頃どのような問題を解いたのか。驚くなかれ、それは現在の小学生が挑むものと何一つ変わらない。江戸時代から400年たった今でも、小学校の算数の知識があれば楽しめるのが和算。本書は、「まなびのずかん」として「和算」を取り上げます。江戸の「暮らしの中の数」、たとえば「匁といった単位」や「お金」などを紹介しつつ、割合や面積など、どのような算法を使って計算したのかを、図やイラストを交えてふんだんなビジュアルで解説します。8段階の難易度の102問を用意。知識は小学算数で十分。オールカラー・総ルビで、子どもも大人も楽しく読むことができます。

目次

■1章 数や計算を知る
1 江戸時代の数字を知ろう
2 江戸時代の大きな数
3 江戸時代の小さな数
4 江戸時代も最初はやはり九九
5 わり算にだって九九がある
コラム 江戸時代の算法

■2章 数やお金の単位を知る
1 重さの単位
2 物の長さを測る
3 距離を測る
4 広さを測る
5 土砂などの体積を量る
6 かさを知る
7 小判の単位(金貨)
8 銭を使う(銅貨)
9 銀を使う(銀貨)
10 三貨制度のこと
11 武士の俸禄
12 刻をきざみ暦と暮らす
コラム 枡の容積

■3章 江戸の単位を上手に使いながら計算しよう
1 重さの単位の計算
2 長さの単位の計算
3 かさの単位の計算
4 広さの単位の計算
5 体積や容積の単位の計算
6 いろいろな計算
コラム 江戸っ子はファーストフードが好き

■4章 比や割合を使つかいこなした江戸時代
1 くらべる量ともとにする量
2 ものさしの換算
3 比や割合を線分図で表す
4 長崎の買い物
5 味噌・醤油の仕込み
6 消去算
7 割合が一定に増減する
8 交会術
9 歩合を理解しよう
10 今では使われない割合
11 線分図のまとめ
コラム 利足の算法

■5章 面積図を使いこなす算法
1 面積図から逆比を使う
2 鶴亀算
3 絹盗人算
4 俵杉算
5 入子算
6 橋入目算
7 竹束問題
コラム 習わしによる算法

■第6章 両替の計算
1 銭の売買
2 小判両替
コラム いろいろと考えるかさの計算

■第7章 図形の絡む算法
1 畳敷きの問題
2 屏風に金箔を貼る
3 拡大や縮小から面積の比や体積の比を求める
4 拡大や縮小を利用して距離や高さを知る
コラム 江戸時代の知恵

■8章 江戸の算術パズル
1 百五減算
2 薬師算
3 三角錐?
4 四角錐?
5 油分け算
6 円法
7 開平法と開立法

■付録
算術問題&難易度INDEX

ISBN:9784297106850
出版社:技術評論社
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:2680円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBX