出版社を探す

ACPと切っても切れないお金の話

他著:福村 雄一
他著:大城 京子
他著:小島 秀樹

紙版

内容紹介

ACPで患者の価値観や選好を汲み上げても、経済・法的な理由から実現できない――。こんな悩みに、豊富な事例をベースに答えます。

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の考え方と、その実践技術を紹介した「ACP入門 人生会議の始め方ガイド」の姉妹本です。本書は、ACPの実践の中で直面しやすい経済的な課題と、その課題への対応に役立つ制度について分かりやすく解説した上で、法律専門職との協働の進め方を紹介します。「人生の最終段階における患者・利用者にとって医療選択は、たくさんある気がかりのほんの一部でしかありません。加えて、患者・利用者の経済状況を無視してはACPは実践できません」。ACPに取り組み始めた現場スタッフが肌で感じている不都合な真実に真向から挑み、その解決策を提案します。

目次

はじめに
総論
・ACPって何ですか ALPって何ですか?
・エンディングノートから、ピース、ACP/ALPを考える
・ACPの前に立ちはだかる経済の問題
・ACPとALPを比べちゃおう
現場で何が起きているか編
・病院のリアルACPどころじゃない
・制度のリアルALPは契約ありき
制度編
・「死後」に使う -遺言- その1
 遺言は認知症の配偶者を護るALPの手段
・「死後」に使う -遺言- その2
 遺言があれば愛犬も護れる
・「死後」に使う -遺言- その3
 前妻の子と後妻の子の相続問題が気になる男性
・「死後」に使う -遺言- その4
 未成年の娘が気がかりな肺癌末期の若年男性
・「死後」に使う -死後事務委任-
 「住み慣れた我が家(賃貸)で最期を」は大家に迷惑?
・「生前」に使う -任意後見制度、見守り契約、財産管理等委任契約-
 判断力低下後に老人ホームに入りたい"
・「生前」に使う -法定後見制度-
 救急搬送事例にはACP、ALP的な課題が山盛り
・「生前」も「死後」も使える -家族信託-
 頼りの姪っ子に託し判断力低下後に施設入所
番外編
・法律職によるコミュニケーションの実際 -任意後見制度- その2
 3人の子ども誰にも頼りたくない80歳男性の真意"
おわりに

ISBN:9784296200115
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MB