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日経ビジネス人文庫

メモをとれば財産になる

著:ズンク・アーレンス
訳:二木夢子

紙版

内容紹介

★一日3枚のメモで十分! ★
★メモはとればとるほど財産になる★
★世界トップクラスの学者、ビジネスパーソン、クリエイター、作家が使っているメモ術を知る★

58冊の本と、数百本の論文という、大量の執筆をしたニクラス・ルーマンという社会学者がいます。彼の著作のクオリティはずばぬけていて、専門分野以外でも古典的名著になっています。

どうしてそんなことができたのか?
その答えは、彼が編み出したツェッテルカステンというメモ術にあります。
ツェッテルカステンのすばらしいところは、自分オリジナルの考えが自然とたまっていくところ。「自分の言葉でメモをとる」など、いくつかのコツがありますが、そのおかげで、メモが独自の理論になっていくのです。それらは「ちょっとしたひらめき」などではなく、大きなアイデアになるので、本数冊分なども書こうと思えばラクラク書けるほどになります。

しかも、アイデアだけではなく裏づけとなるデータも、メモの中にきちんとおさまっているので、アウトプットをするときに面倒なことも少なくなります。 何か新しいアイデアを思いつきたいとき、ブレインストーミングをしたり、うんうんうなったりする必要はもうありません。メモを見ればいいだけです。真にクリエイティブになる方法をぜひ試してください!

※この書籍は、2021年10月に発売した『TAKE NOTES! メモであなただけのアウトプットが自然にできるようになる』の文庫化です。

目次

・メモをとれば、偉大なアウトプットができる
・優秀な人ほど、新しいアイデアを生むのに苦労する理由
・優秀な人は、そもそも他人より扱う情報が多い
・メモ術はシンプルなものがいちばん
・あらゆるジャンルの、あらゆる情報を駆使した本も書ける
・メモはあなただけの財産になる
・メモには、「走り書き」と「文献メモ」と「清書」がある
・メモは、「考えること」を最大限にアシストする
・「メモ」はただ貯めておくだけだと意味がない
・「重要なメモ」と「重要ではないメモ」をきちんと区別する
・「特定のプロジェクトだけ」にこだわらない
・永久保存版のメモは「自分の言葉で書く」からこそ価値が出る
・白紙からは何も生まれない
・ツェッテルカステンを使うと、書くテーマが多すぎて困るほどになる
「それを本当に理解しているか」はすべてメモでわかる
・「思い出す」ことは、理解していないとできない
・読書メモは「元の本の意味をできるだけ忠実に」あなたの言葉で書きとめる
・優秀な人は、本に載っていない内容を心にとめながら読書している
・メモには「なぜだろうか」という視点が大事
・ブレーンストーミングよりツェッテルカステンの方がアイデアを生む
・自分の関心事を追うと、テーマの路線も自然に変更できる
・何かあるたびにペンをとる習慣をつけよう

著者略歴

著:ズンク・アーレンス
教育・社会科学分野の作家・研究者であり、現在はドイツのデュースブルク・エッセン大学暫定教授。また、執筆やコーチング、講演も行う。バンコクに住み、2年ほどアジアを旅する。メモをとることで、読書や思考をより楽しんでおり、その結果をさまざまな出版物にしている。著作に『Experiment and Exploration:Forms of World-Disclosure』(Springer)がある。
訳:二木夢子
業翻訳会社勤務を経て独立。訳書に『OKR――シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』(日経BP)、『オリンピック全史』(共訳、原書房)、『われわれは仮想世界を生きている』(徳間書店)、『EMPOWERED』『両立思考』(日本能率協会マネジメントセンター)などがある。

ISBN:9784296121670
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2024年12月
発売日:2024年12月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VS