出版社を探す

MEGATHREATS(メガスレット)世界経済を破滅させる10の巨大な脅威

著:ヌリエル・ルービニ
訳:村井章子

紙版

内容紹介

破滅は目前だ。平和と繁栄の好循環は終わった――10の巨大な脅威に備えよ!
金融・財政の緩和に過剰債務が重なった現在、1970年代のスタグフレーションとは比較にならないレベルの「大スタグフレーション債務危機」が待っている。
世界金融危機を予見した「破滅博士」が世界大混乱を警告。

【10の巨大な脅威(MEGATHREATS)】
・過剰債務の罠とバブル
・過剰な財政出動
・国際準備通貨たる米ドルの信用失墜
・脱グローバル化
・人口の時限爆弾
・中国陣営と西側陣営の新冷戦
・不平等の深刻化
・気候変動による災害の激甚化
……など

【本書に寄せられた賛辞】
「事前警告があれば、事前準備ができる。本書を読み、備えよ」――マーティン・ウルフ
「現在の経済状態に関する最も明快な解説」――ナシム・ニコラス・タレブ
「間違いなく見事な分析」――ケネス・ロゴフ
「楽観的な予想ではないが冷静な分析である。必読」――バリー・アイケングリーン
「本書の警告を無視するなら、命がけの覚悟で」――モハメド・エラリアン
「人類全体への警鐘」――イアン・ブレマー

「好むと好まざるとにかかわらず、危機は迫っている。人類が直面する巨大な脅威は世界を大きく変えてしまうだろう。生き延びたいなら、見ないふりをしてはいけない。備えることだ」――本書より

【著者】
ヌリエル・ルービニ
ニューヨーク大学スターン経営大学院名誉教授。クリントン政権では大統領経済諮問委員会(CEA)の国際問題担当シニアエコノミスト、ガイトナー国際金融問題担当財務次官の上級顧問を務め、アジア通貨危機と世界金融危機に対応。

目次

はじめに

第1部 債務、人口、政策
第1章 積み上がる債務
第2章 誤った政策
第3章 人口の時限爆弾
第4章 過剰債務の罠とバブル
第5章 大スタグフレーション

第2部 金融、貿易、地政学、テクノロジー、環境
第6章 通貨暴落と金融の不安定化
第7章 脱グローバル化
第8章 人工知能
第9章 米中新冷戦
第10章 気候変動

第3部 悲劇は避けられるか
第11章 悲劇的なシナリオ
第12章 楽観的なシナリオ?

おわりに 

謝辞 
原註 

著者略歴

著:ヌリエル・ルービニ
ニューヨーク大学スターン経営大学院名誉教授。グローバル・マクロ経済に関するコンサルティングを提供するルービニ・マクロ・アソシエーツCEO。トルコ生まれ、イタリアのミラノ育ち。ミラノのボッコーニ大学を卒業後、ハーバード大学で博士号(経済学)取得。イェール大学で教鞭を執ったのち、スターン経営大学院教授に就任。クリントン政権では大統領経済諮問委員会(CEA)の国際問題担当シニアエコノミスト、ガイトナー国際金融問題担当財務次官の上級顧問を務め、アジア通貨危機と世界金融危機に対応した。IMF、FRB、世界銀行でも活躍。現在、プロジェクト・シンジケートを通じて世界中の主要メディアにコラムを毎月執筆している。
訳:村井章子
翻訳者。上智大学文学部卒業。主な訳書に、バナジー&デュフロ『絶望を希望に変える経済学』、ティロール『良き社会のための経済学』(以上、日本経済新聞出版)、アギヨン他『創造的破壊の力』(東洋経済新報社)、カーネマン『ファスト&スロー』(早川書房)などがある。

ISBN:9784296115327
出版社:日経BP 日本経済新聞出版
判型:4-6
ページ数:420ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ