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ふだんの医療をもっとよくする 総合診療チュートリアル

監:日本プライマリ・ケア連合学会

紙版

内容紹介

総合診療を分かりやすく解説する入門書。症例ベースで総合診療の考え方を体験できる。
日常診療をブラッシュアップするヒントが満載。

「日経メディカル Online」で好評を博した連載「プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』」を書籍化!

「総合診療とはこういうもの」と自信を持って説明できますか? 扱う領域が幅広いため、他科の医師からすると、理解しにくい側面もあるようです。しかし、総合診療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域であり、そのスキルは、診療科に関係なく、日常診療をブラッシュアップさせる可能性を秘めています。

本書は、明日から使える総合診療のエッセンスのみを抽出し、専門用語を使わずに分かりやすく解説した「総合診療初心者」向けの入門書です。症例ベースで、臨場感を味わいながら総合診療を体験できる構成になっています。日々の診療における困りごとへの解決の糸口をつかんだり、より良好な医師患者関係を構築するためのヒントが満載です。

目次

1 生物心理社会モデル
2 患者中心の医療
3 家族志向のケア
4 家族のライフサイクルを考慮したケア
5 統合されたケア
6 複雑困難事例のケア
7 ポリファーマシーへの対応
8 健康の社会的決定要因(SDH)
9 性の多様性
10 EBM(Evidence Based Medicine)
11 NBM(Narrative Based Medicine)
12 医療倫理
13 救急の場でのコミュニケーション
14 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
15 緩和ケア
16 リハビリテーション
17 メンタルヘルス
18 予防医学と健康増進
19 地域志向のケア

著者略歴

監:日本プライマリ・ケア連合学会
2010年4月1日、国民や医療界に「総合診療医、家庭医の役割」の重要性を周知させるべく、日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会の3学会が合併して設立。我が国の基盤インフラとしてのプライマリ・ケアの確立を中期目標としながら、「プライマリ・ケア診療の普及と質向上支援」「プライマリ・ケア領域の専門職の養成とキャリア支援」「臨床研究や国際活動を中核とした学術的な発信」を3つの柱とした活動を展開している。2011年3月15日に日本医学会加盟。会員総数は11567人(2022年2月末現在)。

ISBN:9784296112364
出版社:日経BP
判型:B5
ページ数:240ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ