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インサイドWindows 第7版 下

他著:Andrea Allievi
他著:Mark E. Russinovich
他著:Alex Ionescu

紙版

内容紹介

 本書は2021年10月1日に発行された“Windows Internals, Part 2, 7th Edition”(Microsoft Press)の日本語訳です。本書の上巻の訳書『インサイドWindows 第7版 上』を2018年5月1日に発行してから4年以上の時を経て、ようやく下巻の訳書をお届けできました。
 本書は上級ITプロフェッショナル向けに、Windowsのコアコンポーネントが内部でどのように動作するのかを解説した最新の解説書の決定版です。本書により、経験豊富な開発者はより強力でスケーラブルなソフトウェアを開発でき、管理者はより複雑なシステムやパフォーマンスの問題をデバッグすることができ、セキュリティ研究者はシステムを堅牢にすることができます。
 第7版の下巻は、Windows 10 May 2021 Update(バージョン21H1)までのWindows 10と、Windows Server 2016、2019、2022をカバーするように完全にアップデートされました。Hyper-Vに関する豊富なコンテンツを追加し、ブートプロセス、新しいストレージ技術、Windowsのシステムメカニズムと管理メカニズムに関する章を全面的に刷新しました。マイクロソフトのソースコードへの内部アクセスに裏付けられた圧倒的な洞察力と、最新のデバッグツールを用いた実践的な実習により、Windowsの内部の挙動を直接的に見ることができます。
 Windows 11はWindows 10と“同じコア技術”の上に新しいユーザーインターフェイスのデザインが導入されているため、読者は本書でWindows 11の新しいコンピューティングの始まりに十分に備えることができます。

目次

第8章 システムメカニズム
第9章 仮想化テクノロジ
第10章 管理、診断、トレース
第11章 キャッシュとファイルシステム
第12章 スタートアップとシャットダウン

著者略歴

他著:Andrea Allievi
15年以上の経験を持つ、システムレベルの開発者であり、セキュリティ研究エンジニア。2016年にMicrosoft Threat Intelligence Center(MSTIC)グループのセキュリティリサーチエンジニアとしてマイクロソフトに入社し、2018年1月からマイクロソフトのカーネルセキュリティコアチームのシニアコアOSエンジニアとして、主にNTカーネルとセキュアカーネルのための新機能(RetpolineやSpeculation軽減策など)のメンテナンスと開発を行っている。
他著:Alex Ionescu
低レベル(低水準)のシステムソフトウェア、カーネル開発、セキュリティトレーニング、およびリバースエンジニアリングに精通した世界的なセキュリティアーキテクトであり、コンサルタントのエキスパート。コンピューターサイエンスを学んでいた頃は、iPhone、iPad、AppleTVの開発当初のコアプラットフォームチームの一員として、AppleでiOSカーネル、ブートローダー、ドライバーの開発に携わっていた。

ISBN:9784296080205
出版社:日経BP
判型:B5変
ページ数:960ページ
定価:8000円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB