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人間として最良のこと as a person

著:キム・ヘナム
訳:バーチ・美和

紙版

内容紹介

★韓国で60万部の心理学書、ついに日本で発売★

・「すごい自分」をあきらめられる人は強い
・他人と親しくできる人は「心理的距離」を持てる人
・職場に家族関係を求めない
・傷は親しい人たちから受けるほうが多い

よりよい人生をおくるために、韓国の精神科医が教える
 現代人には、大人になるための「あいだ」がありません。昔は、若い人はさまざまな大人にまじり、大人になるためにはどうしたらいいかを学んだり、メンターに教えてもらっていました。しかし、現代にはもうそのような余裕はありません。
 この本では、韓国で尊敬を集めている精神科医であり、精神分析医でもあるキム・ヘナム氏が、豊かな人間とは何か、どうしたら幸せな人生になれるのかを解説します。通り一遍の人生訓ではありません。
「叶えられなかった夢をどうあきらめるか」
「ナルシシズムの極致にいる人は、自分は正しいと信じ込んでしまう人」
「危険な世の中で安全に暮らすには、世の中には悪い人よりいい人の方がずっと多いと知ること」など、現代を生きる知恵を知り、自分の人生に活かしてください。

目次

第1章 成熟とは何か
・自分をクールに見せたい人は、ナルシスト
・なにごとにも執着しない人は、本当は傷つきたくない人
・大人になるとは、夢みていた自分とはまったく違う俗な自分の姿を直視すること
・自分の俗物さを認められない人間は、上の世代のせいにする
・現代人には、大人になるための中間の世界がない
・最良の選択をしたくても、未来が不確実すぎる
・人間は、誰もが他人の視線から自由になれない
・恥ずかしさは依存的な人がよく感じる
・メンターは変えていくべき
・「だれかに助けを求める必要がある」と思えるようになることが第一歩
第2章 あなたの成熟をはばむのも心である
・傷は親しい人たちから受けるほうが多い
・危険な世の中で安全に暮らすには、世の中には悪い人よりいい人の方がずっと多いと知ること
・子どもの頃の記憶がほとんどない人は、その頃つらかったから
・大人になるとは、「つまらない大人になった」自分を受け入れること
・世の中が退屈で憂鬱にしか見えない人は、今の自分を認められない人
・「喪失」を認める期間で、私たちは深い洞察と理解を得る
・親しくなるのを恐れる人々
・人間関係に「理想」がある人は他人と親しくできない
・他人と親しくできる人は「心理的距離」を持てる人
・恋愛ができない人間とは
・人生に満足していない母親が、「自分で考えられない子ども」をつくる
・一度も両親から共感してもらわなかったから、共感する能力が育たなかったのはあたりまえ
・自分がどんな感情を持っているか知るべきだが、ぜんぶ表に出すべきではない

第3章 仕事と人間関係抜きには成立しない
・やってもやっても満足できない人の理由
・世の中とは、少し足を踏み外しても転がりおちるところではない
・「退屈な」時間を恐れない
・会社の「あらゆる人間関係が気まずい」なら、問題はその人にありそう
・職場に家族関係を求めない

第4章 愛は人間としての成熟をつれてくる
・相手へ要求し続ける人たちの背景
・「私のこと好き?」と確認する真意って何?
・ひどい嫉妬をする人の背後には何があるか
・「守ってあげたい女性」が好きな男性は、実はだれかに支えてもらいたい
・「どちらかが面倒を見てもらう関係」になると愛は壊れる
・人間は「過去の関係を繰り返す」衝動もあるので、もしその関係で結婚をするのは不幸
・結婚生活では、相手の欠点に気づきながら、わざと知らないふりをしてあげること
・生活の大変さを相手のせいにしてしまうのは未熟なこと
・配偶者をもし変えても、あなたが変わらない限り問題は繰り返される
・不幸な恋愛であっても、人を愛さないよりはまし
・「叶えられなかった夢」をどうあきらめるか
・30歳くらいの方が、悪になりやすい
・ナルチシズムの極致にいる人は、自分は正しいと信じ込んでしまう人

ISBN:9784296001170
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:400ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP