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イベール フルート協奏曲[作曲者によるピアノ伴奏版]

付・間奏曲、小品

解説:小沼 純一

紙版

内容紹介

近代フランス音楽のレパートリー中でも随一の人気を誇るイベールのフルート協奏曲。原曲のオーケストラから放たれる華やかな色彩感を損なうことなく再現するピアノ伴奏は、単なる音符の置き換えに留まらず、ピアニズム上の弾きやすさも兼ね備えた作曲者自身によるもの。楽譜内に原曲の楽器名を添え、音色をイメージしやすくした他、新たな版面設計により譜めくりを改善。
併録の『間奏曲』は演奏容易で情熱あふれる人気曲。フルートとギターのデュオのために書かれたこの作品は、作曲者自身の指定によりフルートの代わりにヴァイオリンでの演奏も可能。
フランスの芸術に造詣の深い小沼純一氏による解説は、純音楽のみならず多方面に名を残すイベールの立ち位置と今日的意味を伝える。日本語によるイベールに関する論考が極めて限られる中、作品の背景を知るための貴重な資料となる。

目次

フルート協奏曲、間奏曲

著者略歴

解説:小沼 純一
解説:音楽を中心にしながら、文学、映画など他分野と音とのかかわりを探る批評を展開。現在、早稲田大学教授。音楽・文芸批評家。著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』『ミニマル・ミュージック その展開と思考』『オーケストラ再入門』『映画に耳を』他多数。編著に『武満徹エッセイ選』『高橋悠治対談選』『ジョン・ケージ著作選』ほか。NHK Eテレ『”スコラ” 坂本龍一音楽の学校』のゲスト講師としても出演。

付属物

パート譜20頁

ISBN:9784276921849
出版社:音楽之友社
判型:菊倍判
ページ数:76ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2016年02月
発売日:2016年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL