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男声合唱とピアノのための 5つのジュエル

著:寺山 修司
作曲:土田 豊貴

紙版

内容紹介

土田豊貴による魅惑の男声合唱組曲。〈I. Emerald〉〈V. Garnet〉は、男声合唱団APERTASSによる委嘱で、2019年8月18日 第62回埼玉県合唱コンクール 大学職場一般部門 同声合唱の部(指揮:松川大/ピアノ:根本英亮)にて初演。〈II. Diamond〉〈III. 名もない宝石〉〈真珠〉は、2020年12月13日 慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団 第145回定期演奏会(指揮:菊池敬/ピアノ:和田太郎)にて初演(組曲初演)。その後、組曲内の楽曲を一部差し換え、〈IV. Pearl〉が足され、2023年8月12日 合唱団お江戸コラリアーず 第22回演奏会(指揮:村田雅之/ピアノ:松元博志)にて初演(改訂初演)された。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた寺山修司による、宝石を題材とした詩をテキストに付曲された。人間の「愛」を大きなテーマに、宝石のように鮮やかに揺れ動く心緒が語られる。これまでにない男声合唱の魅力が強く引き立つグルービーな作品。

目次

〈I. Emerald〉
〈II. Diamond〉
〈III. 名もない宝石〉
〈IV. Pearl〉
〈V. Garnet〉
〈真珠〉

著者略歴

著:寺山 修司
詩人、歌人、劇作家、シナリオライター、映画監督。昭和10年12月10日青森県に生まれる。早稲田大学教育学部国文科中退。青森高校時代に俳句雑誌『牧羊神』を創刊、中村草田男らの知遇を得て1953年(昭和28)に全国学生俳句会議を組織。翌1954年早大に入学、『チェホフ祭』50首で『短歌研究』第2回新人賞を受賞、その若々しい叙情性と大胆な表現により大きな反響をよんだ。この年(1954)ネフローゼを発病。1959年谷川俊太郎の勧めでラジオドラマを書き始め、1960年には篠田正浩監督『乾いた湖』のシナリオを担当、同年戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、脱領域的な前衛芸術家として注目を浴びた。1967年から演劇実験室「天井桟敷」を組織して旺盛な前衛劇活動を展開し続けたが、昭和58年5月4日47歳で死去。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた。
作曲:土田 豊貴
1981年、東京都生まれ。桐朋学園大学音楽部カレッジディプロマ作曲科修了。2010年、女声合唱とピアノのための《夢のうちそと》(音楽之友社刊)で第21回朝日作曲賞を受賞。2020年、第87回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲〈彼方のノック〉(辻村深月 作詞)の作曲を担当した。近年、合唱作品を中心に多くの作品を手掛ける。これまでに作曲を法倉雅紀、鈴木輝昭、指揮を故・岡部守弘、高関健、ピアノを三輪郁の各氏に師事。

ISBN:9784276548152
出版社:株式会社音楽之友社
判型:A4
ページ数:48ページ
価格:1900円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVQ